台湾が駐米代表に粛美琴(蔡英文の側近。前立法委員)を決めたそうです。日本にも住んだことのあるアメリカ人を父として日本で産まれた女性だそうです。
台湾とアメリカの絆が益々強くなることになるのでしょうか。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。インタビューもしたことがあるそうです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)6月22日(月曜日) 通巻第6550号
「北京が『戦狼』外交なら、わたしは『戦猫』よ」
台湾米国代表を粛美琴(蔡英文の側近。前立法委員)が正式に受諾
6月16日に台湾の蔡英文総統は、次期駐米大使(北米台湾事務処代表)に側近の粛美琴を任命した。粛は地盤だった花蓮の事 務所をたたみ、出発。空港には大勢の支持者が集まって熱い声援をおくった。
米国の台湾支援がますます強化され、台湾旅行法、TAIPEI法、そして米議会がいま準備中は「台湾防衛法」である。この ような環境下、駐米台湾大使としてアメリカへ赴任するわけだが、彼女はこの大役をこなせるか?
赴任にあたって記者会見した粛美琴は、
「米中関係が冷戦状態、まずは世界的に疫病対策に取り組み、ハイテクの防衛と発展などを通じて台湾の平和と繁栄に努力した い。北京が『戦狼』外交を展開しているが、わたしは『戦猫』よ」。
粛美琴はアメリカ人を父に、神戸で生まれた。日本には郡上八幡に半年ほどホームステイの体験がある。
筆者が嘗てインタビューしたときは片言ながら日本語も喋った。日本のメディアは読みこなせるようだ。
若き日に民主化運動が燃え広がって、政治に目覚め、アメリカ国籍を捨てて台湾の民進党の外交宣伝役、対外記者団のスポーク スウーマンを務めて注目をあつめ、立法委員(国会議員)に挑戦した。
最初は比例区で当選、つぎに花蓮を地盤として四期務めた。
米・台がどんどん接近する中、日本の動きは相変わらず鈍いようです。こんなことを続けていれば、いずれ両国からの信頼を失うことになりそうです。
と言うか、そうなった時は、既に敵国扱いになっているのかも。何時までChinaに媚びを売れば気が済むのでしょうか。本当に情け無い。