金の亡者の禿鷹ファンドがChinaの不良債権市場を狙っているのだそうです。Chinaの崩壊を早めてくれるのなら仕方ないかも知れませんが、どうにも好きに成れない奴等です。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。日本を喰い物にした奴等だけに複雑な緒もいですが、取り敢えずChinaを潰すのは待つしかなさそうです。
その後、トランプさんのグラススティーガル法で禿鷹ファンドのようなマネーゲームで儲けることを禁止しましょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)7月11日(土曜日)弐 通巻第6580号
中国の不良債権処理市場に外国ファンドが算入
バブル崩壊の日本でしこたま稼いだ禿鷹ファンド、次の狙いはチャイナだ
公表されている中国の不良債権は3・3兆円(邦貨換算で50兆円弱。実態はもっと多いだろうが、とりあえず公表数字を使 う)
日本と同様にバブル崩壊後、銀行が抱える不良債権を安値で買い取り、景気回復を待って高値で売り抜ける。
銀行が貸与し、ビル建設の途中で工事中断、あるいは夜逃げ、不動産販売の不振、デベロッパーの倒産、テナントがまったく入 らない幽霊ビル等々。
2019年末の不良債権は2・41兆元(36兆円強)だった。2020年弐月末のそれは3・3兆元に達していたと CBIRC(中国銀行証券管理監督委員会)が発表している。
パターンは不況入りすれば、するほどに不良債権が急増する。景気循環説をベースとすれば、いずれ回復すれば不動産価格は元 に戻るという仮説に基づく投資行為である。日本のバブル崩壊では、あちこちに建設途中のビルが、幽霊屋敷のように立ってい た。120兆円とも言われた不動産市場の不良物件は、店ざらしとなって銀行経営を脅かした。
日本の株価は4万円直前までに跳ね上がり、それからどかーんと株価暴落があって、6000円台にまで暴落し、以後30年近 くも日本経済は低迷している。当時の日本のGDPは500兆円前後だった。現在の日本のGDPは525兆円くらいである。
従来、中国ではこれらの不良債権処理は四社の専門企業が担っていたが、2019年に米中協議により、外国ファンドの算入が 認められ、最初のファンドは香港のNWファンドだった。欧米禿鷹ファンドは、中国の不良債権市場に強い関心を示し始めてい る。
それにしても、この禿鷹ファンドのようなマネーゲームの権化のようなものは一日も早く禁止して金が金を産むという生産性の無い商売を撲滅したいものです。
これこそが、格差を齎す元凶でしょう。