昨日の「★米、ウイグルで人権侵害関与の中国11社に禁輸措置」で、取り上げた話題を宮崎さんが詳しく書いてくれています。
アメリカの締め付けはどんどん厳しくなってきているようです。Chinaは何時まで粘るつもりなのでしょうか。もうどうやってもアメリカの締め付けから逃れる方法はなさそうです。
ここは、あっさりとアメリカの軍門に下る決断が出来れば良いのでしょうが、どうやらそれは面子が許さないようです。となれば、もう戦うしかないでしょう。尖閣上陸をどうぞ。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)7月23日(木曜日) 通巻第6597号
米国商務省のブラックリスト(ELリスト)に中国の11社を追加
かつらの「和田浩林」から中国科学院傘下の「北京基因組研究所」まで
7月20日、米国商務省は「ウイグル少数民族の弾圧に使用された」監視カメラ製造あるいは、弾圧されて強制収容所内で作ら れた製品を製造販売した容疑で、11の中国企業をブラックリストに加えた。筆頭は「和田浩林髪飾品」。ウィグル強制収容所で ウィグル族に作業させた製品としてボストン税関で13トンのカツラが押収された。
またエスケル集団の「エスケル繊維」はYシャツやマスクの製造で知られ、グループ全体で5・7万人の従業員がいる。エスケ ルはラルフ・ローレン、ヒューゴ・ボスなどのアパレル、ポロシャツなどのOEM生産で急成長してきた。
さきにあげられていたのはファーウェイ、ハイクビジョン、センスタイム、ダーファー、メグビーなどだが、ウィグル弾圧の監 視カメラなどが中心だった。
新しいリストに新たに加わったのは、このほかに「KTK集団(今創集団)」、同社は鉄道、線路設備一連の製品、また「湯園技 術」(音訳。アルミ製品)、そして「南昌Oフィルム」は、アップル、アマゾン、マイクロソフトへも部品を供給している企業 だ。
驚きは中国科学院傘下の「北京基因組研究所」(国家生物信息中心)までがリスト入りしていることで、理由をマルコルビオ上 院議員は「この研究所は中国共産党直属である」とした。
同日、トランプ政権はテキサス州ヒューストンのある中国領事館の閉鎖を命じた。外交的に前代未聞の措置、まるで戦争前夜の 様相を呈してきた。
戦争前夜の様相というより完全に前夜でしょう。早く火ぶたを切ってもらいたい。