明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日面白いことに気付く。数日来、次はどんな画にしようかと頭を悩ませていて、ああだこうだ思いをめぐらせていた。おおよそ決まってきたかと思った矢先、棚からボタ餅のように新しいアイデアが浮かんだ。私の傾向として、練りながら完成に向うイメージより、数秒で浮かんだ場合に、多くは成功する。それは常日頃の傾向なのだが、昨日気付いたのは、何日間にもわたって考え、結局却下になったヴィジョンは、今思うと終始灰色がかってコントラストが低く、いってみれば影が薄かった。その点、棚ボタは、いきなりハイコントラストで色が鮮やかなのである。 以後、イメージが頭に浮かんでも、灰色がかってコントラストが低いようであれば、脈はないということにしよう。無駄な時間が省けるというものである。 ホントか?

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