明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



3時に大崎シンクパーク。展示場所に照明がうまく当たらないので、いったん休止することになり撤去に向う。その足で銀座の東京画廊へ。私は昔、陶芸家を目指していた時期があり、茨城の常磐炭鉱近く廃村で、男三人で暮らしていたことがある。岐阜の陶器工場にいたところを専門学校時代の先輩に誘われたのだが、そのMさんから昨日20年ぶりに連絡があり、個展をやっているというのででかけた。Mさん、黒人は作ってないの?というから、ホントに久しぶりである。プリミティブなイメージの焼き締めた、炭化による作品であった。そういえば当時、野焼きなどの燻しを試していたのを思い出した。焼き物は、ロクロをしながら、他の作品の乾燥具合を気にかけたり、全体に気をくばりながら進める仕事である。私にはまったく向いていなかった。 その足でK本に向かう。今年最後の営業日である。常連席は埋まっていた。ここではいい大人が、駄菓子屋に集まった子供のようになるから面白い。すぐそこの川でSさんが釣ったハゼを持って来ていた、しばらく水槽で飼い、泥を吐かせて、見るからに綺麗になっている。ひとしきり飲んだ後、有志と共にT屋へ。SさんがT屋にハゼを持っていったので、ハゼの天婦羅食い放題だと向ったのだが、泥酔状態の店主は、あればやるけど、届いてないよという。泥酔状態の店主を見て、Sさん持って帰ったらしい。さきほどまでK本に居られた森下賢一さん差し入れの、なんとも形容のしがたい香りの強烈な焼酎で夜更けまで。

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