明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



次号のアダージョの特集人物は、犬に吼えられるような奴は悪人だ、というくらいの愛犬家である。そこで友人のつてで、青山まで犬を撮りに行った。今から思うと、2号の向田邦子が抱える猫も、実物にすればよかったかもしれない。いずれ夏目漱石で、ホンモノの猫を使って『我輩は猫である』など制作してみたいものである。 撮影は吼えられることも無く、飼い主が驚くほど大人しくポーズを取ってくれたので簡単に終わり、久しぶりに近所のビリケン商会に顔を出す。ジャズや、ブルースをテーマにしていた80年代の頃は、こんなテーマでは、青山辺りでないと人が来てくれそうにないので、界わいで個展をやったものだが、最近はまったく用事が無い。ビリケン商会のMさんとは、初個展、2度目の個展が、はす向かいにあったギャラリーだった関係で、24、5からの付き合いである。ギャラリーでは、9月20日より、『あがた森魚 惑星漂流60周年展』があるそうで、顔を出したついでに私も出品することになった。あがたさんといえば、ということでタルホにしようと思う。 銀座へ行き、伊東屋で絵の具を買い、郵便局へ寄って帰ろうとしたら、肩を叩かれたのが先輩のMさん。これは奇遇ということで軽くビールを。最近亡くなった、陶芸家の先輩の死因についてなど話す。

01/07~06/10の雑記
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