明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



やはりアダージョ11号は私の大嫌いな作家になるようである。 以前、農業新聞にも書いたし、つい先日、雑記に書いたばかりだが、食べ物というものは、食べたいから食べるのであって、必ずしも美味いから食べるわけではない。不味いから食べたくなることだってある。ならば、嫌いな人物に制作欲をそそられることだってあるだろう。しかし、数冊読んだだけで投げ出した人物を、嫌いだという理由で作るわけにはいかないが、発表できない物は作ってはならないと戒めている現在の私に、これで作る理由ができた。私は待望していた、といってよい。 友人の精神科医によると、嫌いなものには、かならず自分の要素がふくまれているそうである。かつてカメラやコンピューターを蛇蝎のように罵倒していた私である。今読んだら面白いかもしれない。それにしたってツラ見るだけでゾクゾクする。 会議後飲酒して帰宅すると、友人のKより『この前話に出た「震電」に似てる飛行機が出てくるアニメ、押井守の「スカイ・クロラ」だった。リベットがいい!』とメールが着ていた。震電というだけで時速や忍者部隊月光がでてくる年代である。


01/07~06/10の雑記
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