明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


最近、雑誌で下町や居酒屋の特集がやたらと多いが、江東区の特集にK本が出ていて、女将さんの後ろに私が写っているのを見つけた人からメールが着た。随分ボケているのだが。こんな特集が多いのも不景気なせいだろうが、東京にちょっと渋い町並があると、下町扱いする妙な雑誌もある。おかげで、K本に来て生ビールを注文したり、領収書を、などという人が来る。そんなものはK本にはない。
ようやく身体を作り始める。急遽イメージを変更したおかげで、刀や尺八まで作らなければならない。写る部分しか作らないので、いずれも先っちょしか作らないが。 やはり迷った時は、危険な方を選ぶべきである。やっちゃいけないことは楽しいし、身体に良くない物は美味しいに決まっている。といいながら、実際は、ヒゲに白髪が出るくらい迷ったのだが。 それまで、一晩で白髪になるわけがないと思っていたが、もともと密度が薄いヒゲなので、一本生えればそうとう目立つのである。自分の顔を、しげしげと眺めることなどないが、エレベーター付近に悪戯描きをする輩がいるらしく、管理人に相談された工務店のSさんが、効果があるとかで鏡を取り付けた。割れない素材だとSさんは自慢気であったが、エレベーターのスイッチを押すと、丁度鏡の中の自分と対面するようになっていて、酒を飲んで帰ってくると、自動的に反省することになるので、余計なことをしてくれたと、Sさんにいっていた。70過ぎで、酔っ払って尻餅ついて骨折したSさんには、効果があるから、飲むときは手鏡持ち歩くといいよ、といっておいた。一晩で白髪には、ネット上でも科学的に有得ない、有る、両論あるようだが。

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