明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



江東区古石場文化センターには小津安二郎の生誕地ということで、小津コーナーがあり、小津ファンの深川探索の拠点となっている。ここに小津像を収蔵頂いているが、専用ケースを設置したというので記念に写真を撮る。  『貝の穴に河童の居る事』は残る人間部門の撮影が、若い漁師の二人組である。冒頭に登場する大事な役割で、キレのある筋肉質の若者が欲しい。つてを頼って湘南のライフセーバーの中から、と考えたが、海水浴シーズンも終わり、散り々なようで難しい。そこで考えたのが、地元深川の神輿を担ぐ若者である。フンドシ姿はお手のものであろう。某町会の青年部の一人を紹介してもらいお願いした。人材はいくらでもおり、本物の漁師もいるくらいで、リアルな登場人物が期待できそうである。  先日ブログで、失敗した話を自ら細かく解説する必要はない。と書いた。しかしこれだけの事態に陥り、しかし回避したとなれば、口も軽くなろう。 バックアップ用の外付けハードディスクが起動する前に電源がすぐ落ちるようになってしまった。もちろん制作中の作品は充分バックアップを取りながら作業をしているが、パソコン本体が一杯で、ほとんどをこれに移し、つい河童にかまけて、バックアップを取ることをサボっていた。完成してしばらく経った作品に対して扱いが冷たい私ではあるが、過去のアナログ作品以降のデータがほとんど入っており、いずれ選んでオイルプリント化しようと考えていたので、もういいや、というわけにはいかない。メーカーでは修理する場合、データを消すので、中身を救い出さないとならないが、この料金がバカに高い。 ところが万策尽きたところでコンセントを挿し直したら動いた。触らないようにして即座にハードディスクを購入し、ソロリソロリと、まず昨年の三島作品から最後は江戸川乱歩作品と無事移し、懲りて以後3重のバックアップを取ることに。

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