明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



大正時代の写真雑誌の付箋を貼付けたページの中に、目から鱗の記事があったはず。あれからオイルプリント用に選ぶ作品が変わったのではなかったか?いや違うかもしれない。確かめれば良いのである。 本棚はガラス戸や扉が付いた物が全部で8つ。両開きの本棚が3つ並び、その上にさらに本棚が乗っている。問題なのは下の3つである。最初に入手した本箱はグリーンの遮光用カーテンが貼ってあり。もう一つはグリーンのダイヤガラスがはまっている。もう一つは飾り棚がついた物で、これにもグリーンの布を貼った。遮光用だから当然中は見えない。 以前書いたが、その前に本を積んでしまい開かずの本棚になってしまっている。つまり扉が私から本を守り、ただ厚みを足した壁と化しているわけである。どこに何があるか忘れてしまって数年経つ。とりあえず、手が届く本を処分してみたが、ぎっくり腰になりたくない。段ボール箱に詰め、着払いで送れ、という古書店に送ることにした。扉の向こうには、オイルプリント奮闘時代のノートがあるはずである。 私は当時、大正時代のピクトリアリストを倒すくらいの気持ちでやっていた。第一集団からこぼれてきた志の低い奴から一人づつ倒す。などの物語をでっち上げ、本当にこんな方法なのか?一体何をやっているんだ。と我にかえるのを避けていた。 ノートといえば岐阜の製陶工場に勤めていた時のノートもある。工場長から聞いたことを家に帰って写していた。こちらはまったく無駄になってしまったが、人が見ていない所で何をするかで決まるのだ。と様々なことに耐えていた。これらのノートはそんなことを思い出させてくれるのである。

オイルプリント制作法

インキング映像↓

http://youtu.be/kZozcEqgKsE 

過去の雑記

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