明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



私には 寒山拾得を手掛けることが可能であると、なんの根拠もないわりに、そんな気だけはしていたのだが、相変わらず下手な頭で考えるよりも、そんな気に従った方が結果が良いことは判っている。ただ何だか判らないが作りたくなってしまった、では馬鹿みたいだから、作りながら理由を考え、個展会場では、そんな事はおくびにも出さず、始めから計画的に事を進めてここに至りました、みたいな顔をするわけである。よって本当のところは当ブログを読んでいただいているわずかな方々しか知らない訳で、例えば背景に使おうと思った場所は、実際は朝、母からの電話に起こされ、2秒で頭に浮かんだなんてことは、個展会場では絶対にいわない。 ところで私が何故寒山拾得が気になるのか、また手掛けられそうな気がしているのか、おぼろげながら判って来た。今回ばかりは、すぐに粘土をつかんで始めないで良かった。ブルース、ジャズシリーズまたは作家シリーズのようにただ好きだから、なんて理由でやれるモチーフではないからである。もっともただそれが判りつつあるというだけで、上手くいくかどうかはまた別の話ではあるけれども、例によって、下手な頭さえ使わなければなんとかなるだろう。
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家たち』 2018年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutube
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載10回『劇場の永井荷風』




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