明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



明日先方に行くというので、被写体の仲介者に拙著二冊を渡していただくようお願いした。しかしすでに撮影して、作品に使わせていただくことも了承済みだそうで一安心。 昨日雨で中止したプリントの額装を頼みに行く。途中で銀座青銀座青木画廊に寄る。たまたま初日で、3人の作家にお会いできた。リコーイメージング銀座での個展で久しぶりにモノクロ作品を展示し、モノクロの良さを思い出した。寒山拾得も彩度を落とし二人の肌色か豊干の乗る虎に色があるくらいだろう。モノクロから遠ざかっていたのには理由がある。被写体に自分で彩色しているからである。カラー、モノクロの選択にこんな理由は二刀流ならではだろう。 まず背景を撮影し、それに主人公を合わせて配するのがパターンである。山深い風景のために思い付いた被写体なわけだが、そういえば泉鏡花の『高野聖』にも流用可能ではないか。私は目の前しか見ず、よく事前に思いつかずに残念な思いをする。しかし旅人を誘惑しては獣に変えてしまう妖しい女。さすがにご近所に人材は見当たらない。帰宅時、結局土砂降りに合う。新HP
旧HP
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家たち』 2018年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutube
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載10回『劇場の永井荷風』


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