明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ホウキ届く。何十年ぶりであろうか。注文するとき、長柄というわりに短いな、と思ったが、それは子供の頃のイメージだからであろう。普段お茶を湧かして飲む習慣は無いが、畳にお茶ガラを撒いて掃くためだけにお茶を買いたいぐらいである。 割烹着姿の、お婆さんの柳家金語楼が掃き掃除していると谷貫一の御用聞きが勝手口から「山崎屋でーす!」『おトラさん』なら私は2歳ではないか。 今でこそ昼光色の蛍光灯があるが、子供の頃から蛍光灯が大の苦手で、電球に換えてよーと親に進言した物だが、親は明るくて長持ちさすれぱ良いのである。雨や曇りの日の蛍光灯の寒々しさ。雑な人間がなにデリケートなこと言っていやがる、と言われるが、私にもそんな所は多少あるのである。 友人で、やはり最近引っ越した友人から、どう見てもかみさんの趣味であろう、乙女チックな出窓から、武蔵野の雑木林が広がる写真が送られて来た。彼にとっては昔懐かしい風景らしい、お互いシジイになるとはこういう事なんだな、と。

タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第16回『トラウマ』
『石塚公昭 幻想写真展き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界


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