明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



引っ越し一日目、荷ほどきし、本箱に本を収め、段ボールを減らして行きたいところであるが、陽当たりで選んだ部屋で、後々室内での撮影を視野に、少々下準備をしておきたいところ。一日の光線具合を把握した。今まで居たところは、以前は屋上が撮影に使え、悪魔と取り引きするロバート・ジョンソンや、複葉機に跨がるイナガキタルホ、竜に噛み砕かれる三島由紀夫など、様々撮影をしてきたが、ここ最近は施錠され、撮影が出来なかったのが残念であったが、先に撮影した背景に、その場で撮影したかのように、自宅で人形を撮影する場合、部屋の各所の光線具合を利用し、そのほとんどの場合対処してきた。その経験から、撮影に使うことを念頭に、人物撮影にも対処出来るようにしておきたい。そのため、しばらく荷ほどきは我慢し、段ボールに囲まれて過ごすことになる。 夜になり、蕎麦屋があったな、と歩いて行くと、廃業したのか暗いまま。と思ったら、山城屋の前に出てしまった。そんな所に越すなんてさすが、などと言う人もいるが、たまたまである。

タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第16回『トラウマ』
『石塚公昭 幻想写真展き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界


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