明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



今まで無表情な人物ばかり作って来たが、思い出してみても初個展から次の個展に二、三人いたかもしれないが、無表情な方が、見る人の想像力をもつて見て貰えることに早々に気付き、以来無表情一筋である。依頼仕事としては雑誌、単行本の表紙として植村直己、吉本興行の当時の大崎社長は笑って貰うほかはない。 そのくらい無表情な男専門の私であるが、今は一転、連日表情のある人物ばかり作っている。これはモチーフが現実とは異なるシチュエーションであることが影響しているが、江戸川乱歩いうところの”夜の夢こそまことを大幅に飛び越えてしまった。“個展40周年を前にして、モチーフと共に、初の試みとなるだろう。 本日、朝から作っていたのは、水中より鯉の背に乗って思い切りよく飛び出した人物である。鯉なら蝦蟇蛙と違って、長野は佐久辺りから取り寄せ、撮影後腹中に納め、ニッコリすることも可能であろう。

 

 



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