明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



中村不折の『虎渓三笑図』の隣に鉄拐仙人図を飾る。顔輝作に影響を受けた横顔で、分身を口から吐き出している場面である。盛り上がって参りました。縁もゆかりもない昔の絵師と同じモチーフを手掛ける同士のような親近感を感じたりして。鯉に乗った琴高仙人も飾りたい所だが、幅が一メートルを超えるサイズで、並べることが出来ないので、琴高仙人制作の際に掛け替えることにしよう。活け締めされた鯉にポーズを付けて撮影する際に見守って貰いたい。“今地球上でこんな事をしているのは私だけだろう“”私は何をバカバカしい事をしているのだ”と想う時、お馴染みの快感物質が脳内に溢れ出てくるが、決して素晴らしい事を成した時に湧き出る訳ではないところに私の人生上の問題がある。まあ蛸や鯉にポーズを付ける程度で喜んでいるのだから、不幸中の幸いといって良いのではないか。

 



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