明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



やはり無呼吸症候群用の装置を着けずに寝ると、遅くまで起きていられず、一日が短くなってしまう。かつて寝床に本ををばら撒き、寝心地を悪くして睡眠時間を短くしてまで制作した。好きなことさえやっていれば何時間でも大人しく、と幼い頃からいわれていた集中力を発揮出来ない。睡眠時間を減らすことはすなわち自ら長生きをすることと同義だ、と考えていたのだが。ピストルに撃たれたように、といわれる寝付きだけは良い。装置を着けなければ、と思った時には既に遅かったりする。気をつけよう。     昨日思い付いた、一休の掲げる竹竿の髑髏に一匹のカラスがまとわりつく。初烏は正月のこと、なんて昨日は知ったかぶりして書いたが、実は思い付いた時、一月ごろカラスはどんな有様だろう、と正月、烏と検索してみたら、正月の季語であった。こういうことは制作に限り頻繁に起こる。制作以外ではまったく起きないどころか間の悪いことばかりである。警戒心の強いカラスの撮影場所は絶好の場所を知っている。そしてタイトルを『初烏』”門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし” と添えたい。



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