明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



依頼された物を作る。得意な物ではなかったが、2つ目となると上手くなっている。結局OKが出ていた一つ目を最初から作り直すことに。こんなことを繰り返していると、慣れた頃に人生が終わってしまう。昔某ベテランデザイナーに、「プロはいつまでもやってないでさっさと終わらせて遊びに行くんだよ」と良くいわれた。判らないでもないが、土俵際で粘ったせいで結果が悪くなったことがないので、時間かけて実力不足分を補填できるならいくらでも掛けたい。 一休が髑髏を掲げるための竹竿を作った。一休を作り、おかげで考えさせられた。”考えるな感じろ”は良いとして、感じるためにも体調が肝心だと初めて知った。私にとって一休和尚は大ご馳走で、そのご馳走を前に、本来飛びかからんばかりに食いつくはずが、ボンヤリ眺めている。異変を感じ、無呼吸症候群を軽く考えていたことを反省し、食べ物にも気をつけるようになった。これが一休でなく蝦蟇仙人だったら異変に気付かなかったろう。

 



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