明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



一休宗純が完成を迎えようとしている。法衣の輪っか、カンというそうだが、フリーハンド、アドリブが全て、ものさしを使わないから、結局3つ作ってしまった。嫌なものは嫌である。直線も私の作品に登場する程度の直線など、この程度で良い、と目についた雑誌のヘリを使ったりする。しかしそれが仇になり、ミュージシャンに持たせるギターサイズを2度間違っている。ダメージが大きかったが、やはり嫌なものは嫌である。 作家シリーズを長くやって来た鬱屈が溜まって、と存在もしない仙人など作ってみたが、実在した有名人を作るプレッシャー、またそれにチャレンジすることは、だからこその面白さがあったのだ、と改めて思った。特に今回は小四の時に感銘を受けた人物だったので、特別な感慨がある。私は需要という物を一切考えないが、そうはいってもテーマ、くくりは必要とは思っているので、寒山拾得をやろうと思わなかったら。臨済宗繋がりがなければ一休に至らなかっただろう。



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