明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



一休が、竹竿に髑髏を掲げているところをようやく撮れる。しかし例によって作ろうと思った時点で構図はすでに決まっている。一発で決まるのは良いようだが、ああしようこうしようという楽しみはない。しかし何度やっても最初に浮かんだ物を超えることができない。なのでスケッチは一切やらない、うっかり悪戯描きをして、それを超えられずに困るからである。その点いきなり粘土に行けば、作りながら多少葛藤ができる。 しかも石塚式ビクトリアリズムで行くので、陰影がなく、ライティングの工夫はなく無地の背景なしの予定である。ただSNS上の年賀状用にこれを使いたいが、その場合、陰影あり、正月らしい青空を背景にし、思いっきり下から広角レンズで、という写真ならではの構図で行きたい。私の写真の原点は、ブルーノートレーベルのジャケット、フランシス・ウルフの写真にアルフレッド・ライオンのデザインである。デザインというと未だにこれである。ライオンが特にジャズファンでも何でもなく興味がまるでない、というのが意外中の意外であった。



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