明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



其の1 蘭渓道隆師の真正面図は、斜め45度の肖像を真正面を向いていただくだけで充分であり、シンプルに無背景のつもりでいたが〝及ばざるくらいなら過ぎたる方がマシ“な私は、巌窟内。面壁坐禅の壁奥にカメラがある設定。カメラと向かい合う坐禅する禅師。肩越しに遠く深山風景。その上空には、仏法を守護する龍がうねる。巌窟の開口部分がまるで禅師の光背のように見える。 其の2 来日前、無学祖元師が寺で坐禅をしていると龍と鳩を伴った神のようなものが「我が国に教えを伝えよ」と何度も現れたという。その後、円覚寺の開山として招かれ来日し、鶴岡八幡の鳩を見て、あれは八幡の神の使いだったのだ、と悟る。禅師の背後に、うっすらと件の神が現れるのはどうか?しかしその神がどんな姿をしたどんな神なのかが判らない。すると胸の内から「思い付くのは勝手だが、大概にせい。」これは私に憑いてる神の声らしい。

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