明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



独学無手勝流の私が、勉強はすれば良いという物ではない、と、入った物は出て行かないことを恐れ、欲動に従い”考えるな感じろ”で来た。昨年の今頃、金魚を眺めてばかりいたが、性能の悪い頭で考えてはいけない、と私なりの策だった。『虎渓三笑図』『慧可断臂図』『臨済義玄』『一休禅宗』と作り進め、出来ていた寒山拾得の首には風狂味がない。仙人作ったのは余計だった、と思っていたが、拾得の首が出来て見ると、金魚を眺めていた昨年の今頃と何が違うのかは良く判らないが、とにかく出来た。頭で考えていたらこうは行かない。人間も草木同様自然物、肝心な物はすでに備わっている。と思う。 昔からアリの作った蟻塚と人間の作ったビルは本来同じ自然物だと考えていたが、原発などは”感じるな考えろ”で出来ているようである。



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