平成18年5月6日(土)
カササギは不思議な鳥です。畑の野菜の新芽などを好物としているため、野菜作りの人たちからはコンチクショウと嫌われているのに、益鳥で保護されています。人相、イヤ鳥相もどちらかというと良くありません。その理由は簡単です。頭部が黒いため、黒い目が目立たず、どこに目があるのかなかなか分からないからです。目がどこにあるか分からず、叫んでいる人間を想像してみると、その気味悪さが納得できるだろう、と言われると渋々うなづく私です。
しかし、このポーズをごらんください。後ろに手を組んで、何かを覗き込んでいる姿は誰かに似ていると思いませんか。そうです、あの「チップス先生、さようなら」のチップス先生そっくりじゃありませんか。
そう思ってみると野菜のちょっとした新芽を食べられたくらいで目くじらを立てるのも大人げないよね、と言うように皐月の青空を背に、枝から枝へ渡っていくカササギは優雅に見えます。
鳥を見ることは奥が深いようです。カササギは畑に植えた野菜や豆を人間が自分のために植えてくれたのだろうと疑いもなく喜んで食べているので、罪悪感は全くないように思えます。一方の人間は、自分の口に入れるより先に鳥が先に入れてしまうのがただ悔しくてならないのです。これは厳しい、生存に忠実な鳥と収穫に忠実な人間のプライドをかけた争いなのです。双方とも純真です。
私がテレビの政治討論を見るのが嫌いなのは、腹の黒い政治屋が腹の黒い政治屋をけなすからです。
カササギは不思議な鳥です。畑の野菜の新芽などを好物としているため、野菜作りの人たちからはコンチクショウと嫌われているのに、益鳥で保護されています。人相、イヤ鳥相もどちらかというと良くありません。その理由は簡単です。頭部が黒いため、黒い目が目立たず、どこに目があるのかなかなか分からないからです。目がどこにあるか分からず、叫んでいる人間を想像してみると、その気味悪さが納得できるだろう、と言われると渋々うなづく私です。
しかし、このポーズをごらんください。後ろに手を組んで、何かを覗き込んでいる姿は誰かに似ていると思いませんか。そうです、あの「チップス先生、さようなら」のチップス先生そっくりじゃありませんか。
そう思ってみると野菜のちょっとした新芽を食べられたくらいで目くじらを立てるのも大人げないよね、と言うように皐月の青空を背に、枝から枝へ渡っていくカササギは優雅に見えます。
鳥を見ることは奥が深いようです。カササギは畑に植えた野菜や豆を人間が自分のために植えてくれたのだろうと疑いもなく喜んで食べているので、罪悪感は全くないように思えます。一方の人間は、自分の口に入れるより先に鳥が先に入れてしまうのがただ悔しくてならないのです。これは厳しい、生存に忠実な鳥と収穫に忠実な人間のプライドをかけた争いなのです。双方とも純真です。
私がテレビの政治討論を見るのが嫌いなのは、腹の黒い政治屋が腹の黒い政治屋をけなすからです。