花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

昼咲き月見草 Oenothera

2006-05-11 | 花・植物・果実
 平成18年5月11日(木)

 道沿いの畑に月見草がいっぱい咲いていました。ヒルサキツキミソウとカタカナで表示すると外国の花のような感じです。私はずっと国産の花と思いこんでいましたが、原産地はその名の通りアメリカでした。別名はエノテラ(Oenothera)です。



 月見草というイメージは夜咲きの淡い白色の弱々しい花弁で、竹久夢二の絵のほっそりした美女と抱き合わせたロマンチックで幻想的な世界を連想してしまうのです。
 この昼咲き月見草は同じ月見草とは思えない明るさです。



 プロ野球のある監督が現役時代「私は野に咲く月見草」と言った言葉は有名ですが、多分彼は夜に咲く、ほの白い月見草に自分を重ねたのでしょう。でも、たとえられた月見草は少し可哀想な気がします。砂浜にひっそり月の光を浴びて咲く月見草はあの、ねちねちと愚痴を並べるヒトとはどうしても重ね合わせることが出来ません。



 まあしかし、古来人々は己の運命を花にたとえ、花に托してきました。花言葉もそうした人間の願望の所産に他ならないと思えば、あの監督さんのたとえも我慢することにしましょう。たとえた相手が王、長嶋のような光り輝く向日葵だったので、対照的な夜の花を思い浮かべただけでしょうから。
 えっ?監督夫人は何の花にたとえるかって?。陰の声「余計なお世話よっ!」。ハイ、すんません。
 
 因みに月見草の花言葉は「もの言わぬ恋」「自由な心」です。

コメント (4)
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