花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

バラ祭

2006-05-07 | お祭り
 平成18年5月7日(日)

 世間の働いている皆様はGWとやらが終わりますね。この1週間、GWの陰でかすんでいた、渋くて穏やかな私のSW(Silver Week)がまた光り輝いてきました。
 5日に市の北部、市浄水センター横の『おもやい市民花壇』でバラ祭りがありました。約16,000株(60種類)のバラが植えられています。3,4分咲きだったでしょうか。5年前からボランティアグループが大事に育ててきているユニークなバラ園です。
 地元の新聞記者は若い女性をチョット、チョットと呼びよせて、いいアングルで撮っていましたが、内気な私は、モト若い女性を遠くからそっと撮りました。



 『ばらの育て方講習会』や地域の皆さんの歌や踊り、バザーも催され好天気とあって盛会でした。



 バラには名札がなく、素人の私には不親切な気がしました。ちょっと聞いてみると植えた当座はあったのだが、段々なくなってしまったとケロリとした返事に拍子抜けがしました。花の名を表示しないと花が観賞できない訳ではないので、これは白い、うん、これは黄色だ、あれは深紅で、このピンクはワシ好みだと、いちいち、もっともらしい顔をして眺めていました。



 何でも皇太子妃の「雅子様」と言うバラもあるのだそうです。名札を立てないのは盗掘されないためと聞きました。「雅子様」を盗んで自宅の庭に植えて、ウヒヒと楽しむ不遜な人種がいるのかなあ。盗まれればまた植えて、また盗まれればまた植えるということを繰り返していると、どこにでも「雅子様」が咲き誇り、珍しくなくなり、人はもう盗まなくなると思いますがね・・・。
 16,000株の中から「雅子様」を見つけようと一時は張り切っていましたが、関係者から盗掘予備軍と色眼鏡で見られはしないか心配で、それはやめて、決意の賢明さに胸を張って帰途につきました。


 

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インテリ? カササギ

2006-05-06 | 鳥・昆虫・生き物
 平成18年5月6日(土)

 カササギは不思議な鳥です。畑の野菜の新芽などを好物としているため、野菜作りの人たちからはコンチクショウと嫌われているのに、益鳥で保護されています。人相、イヤ鳥相もどちらかというと良くありません。その理由は簡単です。頭部が黒いため、黒い目が目立たず、どこに目があるのかなかなか分からないからです。目がどこにあるか分からず、叫んでいる人間を想像してみると、その気味悪さが納得できるだろう、と言われると渋々うなづく私です。



 しかし、このポーズをごらんください。後ろに手を組んで、何かを覗き込んでいる姿は誰かに似ていると思いませんか。そうです、あの「チップス先生、さようなら」のチップス先生そっくりじゃありませんか。



 そう思ってみると野菜のちょっとした新芽を食べられたくらいで目くじらを立てるのも大人げないよね、と言うように皐月の青空を背に、枝から枝へ渡っていくカササギは優雅に見えます。



 鳥を見ることは奥が深いようです。カササギは畑に植えた野菜や豆を人間が自分のために植えてくれたのだろうと疑いもなく喜んで食べているので、罪悪感は全くないように思えます。一方の人間は、自分の口に入れるより先に鳥が先に入れてしまうのがただ悔しくてならないのです。これは厳しい、生存に忠実な鳥と収穫に忠実な人間のプライドをかけた争いなのです。双方とも純真です。
 私がテレビの政治討論を見るのが嫌いなのは、腹の黒い政治屋が腹の黒い政治屋をけなすからです。

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山田の藤

2006-05-04 | 花・植物・果実
 平成18年5月4日(木)

 お隣の玉名市の山間部にある山田日吉神社境内の有名な「山田の藤」を見にいきました。一行は大人5人にいつも巾着のように付きまとう小2のチョロツーの計6人です。満開をほんの少し過ぎた頃と思われる藤が風に揺れ、大勢の見物客を楽しませてくれていました。



 樹齢は推定200年を超えると言われます。熊本県指定天然記念物になっています。東西14m、南北15mの藤棚に枝が伸び、神社前の一帯はさながらバイオレットの世界です。
 藤の花言葉は、「あなたを歓迎します」「恋に酔う」。何だかいい年をして恋の花言葉ばかり探しているようだと陰口を叩かれそうです。



 水車のある池もあり、閑静な小神社の雰囲気を一層味わい深くしています。池に浮かんでいる白鳥は作り物でした。ちょっと興ざめしますが、そこは藤の花の美しさに免じて目をつぶることにしましょう。



 私たちを含め上品で、節度あるグループが楽しく花見弁当を開いていました。カラオケで騒音をまき散らすとか、酔っぱらって裸踊りをするようなグループは一組もありません。さすが藤にふさわしい客だったと自認しながら帰途につきました。
 あ、言い忘れていました。回り道をして大人200円、子ども100円の玉名温泉「玉の湯」に料金分以上にゆっくりつかり、幸せ気分で帰りました。



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ワキャ汁(イソギンチャクの味噌汁)

2006-05-03 | 生活、食べ物
 平成18年5月3日(水)

 ワキャ汁と言うイソギンチャクを調理した味噌汁は私の地域の郷土料理です。有明海沿岸では昔からイソギンチャクを食していました。(そう言う古文書は見たことはありませんが・・・)。イソギンチャクのことを私の地域では「ワキャ」と称しています。「ワケ」と言う地域もありますし、柳川では「ワケノシンノス」とも言うそうです。どうしてそう言うのかワケは分かりません。
 


 独特の風味はこくがあり、見かけより遙かに美味しく、珍重されています。ワキャの食感は外側が柔らかく、甘味があり、中はコリコリとして、一個で二つの味が楽しめます。
 またフライパンで味噌を入れて炒める「味噌煮」は一般的です。塩をまぶして、から煎りしするとあっさり味が楽しめます。串焼きしてもまた別の味が楽しめます。
 敬愛する恩師のT先生は自ら厨房に立たれ、調理されます。下ごしらえに時間がかかるのが欠点と言えば欠点です。敬愛されない私は、カミさんが長時間かけてこしらえたワキャ汁と味噌煮を短時間で食します。短時間で食べられてしまうのも欠点と言えば欠点です。



 刺身で食べると言う人もいますが、さすがに私はまだ経験がありません。 
 ’98の4月15日号の「MANGAオールマン」に掲載されたことでも有名です。主人公の“美野川理”という美女がにっぽんの食を探訪し、ついに荒尾のワキャ料理にたどり着くと言うストーリーです。
 
 有明海沿岸の料理屋や旅館、ホテルでもワキャ料理はそれぞれの土地の名称で提供されるています。機会があれば是非、ご賞味のほどを・・・。
 なお、ここいらではスーパーでも魚屋でも売っています。かなり高価です。



 
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モッコウバラ

2006-05-02 | 花・植物・果実
 平成18年5月2日(火)

 夜が明けきらないうちから、トビの鳴き声に似た「ピーヒョロヒョロ」と長鳴きする鳥の声で目が覚めました。近くの藪の方から聞こえてくるので、トビでないことは間違いないでしょうが、鳥見の初心者には分かりません。先輩のHさんにまた教えを請いたいと思います。

 散歩中に見かけた花です。モッコウバラ(木香薔薇)、トゲのない薔薇です。白い花は香りが強いですが、この黄色は匂いがあまりしません。



 きれいなのにトゲがないのはいいですね。人間もそうありたいものですが、自分できれいだと思っている人にトゲがあるのはどうしてでしょうか。



 そんな話をしていたら、「あんた、何にも分かってないね。ドクのない薬が効かないように、マイナス面があってこそプラス面が引き立ってくるんだよ」と自称哲学者から説教されました。そう言われればそうかなあと、あっさりと信念が揺らいでしまうのも「どんこ」様の性(さが)なのであります。



 花言葉?「ふさわしい人」「初恋」。何だか誰かさんにそっくり。ウフフ





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バードウオッチングin蔵満

2006-05-01 | 荒尾海岸の渡り鳥
 平成18年5月1日(月)

 昨日の日曜日の10時から「バードウオッチングin蔵満海岸」と言う初めての催しがありました。「有明元気づくり」と「日本野鳥の会熊本支部」との共催です。支部の方々を初め大勢の市民の参加があって盛会でした。



 多数の人間にびっくりしたのか、いつもは群れ集う野鳥があまり観察されませんでした、時折舞いくる野鳥の群やユリカモメを、貸し出された双眼鏡などで熱心に見入る姿があちこちで見られました。図版や資料などを使った説明も好評でした。
 私には鳥たちが「おおっ、今日は人間どもがいっぱい集まってるな、どれどれ、人間ウオッチングをしてやろうか」と様子を窺っているように思えて、面白かったです。



 なお、地元のご婦人の方々からは参加者にアサリの味噌汁と足長ダコの煮付けが無料で振るまわれ、大好評でした。



 これより前の8時半からは、海岸の清掃があり、私も参加しました。「有明元気づくり」と言う地域のボランティアグループの呼びかけで行われているもので、善意の勤労奉仕には大勢の方々が参加されました。
それにしても、行楽にやってくる人たちが捨てていく空き缶や弁当くずなどの山には野鳥たちもさぞあきれていることでしょう。



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