英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

5文型を強烈に意識する

2018年04月19日 | 指導現場にて
何をもって「英語ができる」「英語力がある」と定義するのか?

私は「英文構造を瞬時に把握できる力がある」と定義します。つまり、どんなに長く難解な英文に出くわしても、一瞬のうちに主語と動詞を見抜き、文型を指摘できる力のことです。その力を養うために、文法を学習し、単語や熟語、慣用表現などのボキャブラリー増強に努めるわけであって、その目的意識がない英語学習は無意味なものになります。

瞬時の英文構造把握力は、4つのスキル(reading, listening, writing, speaking)すべてに共通する大切な力です。英語を英語の語順で理解して操るには、英文を“型”でとらえる、つまり英文構造を瞬時に把握し、主語と動詞を指摘できることが不可欠です。

新高1生にはしつこいくらいに、5文型を徹底して指導しています。最初に少し触れる程度で済ましてしまう高校が多いのですが、これこそ英語力の基本。

英文を読むときは常に「S+V+・・・、S+V+・・・」と意識する。そして、その意識が無意識下に沈んだとき、英語力は格段の向上を示しているはずです。しかし、そこに到達するには長い時間が必要となります。なぜなら、知識を無意識化するためには大量のインプット学習が必要だからです。普段の学習から、文法に基づいてSとVを意識し、英文を読んだり聞いたりして、それを繰り返す。つまらない単純な作業ですが、英語ができる人は、自ずとその作業を積み上げてきただけなのです。


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