近所のイチョウがきれいに黄葉しました。青空の下で黄葉したイチョウを見ると、何故か、東京で浪人していた1990年の秋を思い出します。まだ18歳だったあの時。南平の代ゼミの寮で過ごして8ヶ月目を迎えた頃。雲一つない青空と黄葉したイチョウを見て、今ほど季節の移ろいには敏感ではない若造でしたが、秋から冬へと向かっているのを実感した瞬間。
そう、二度目の大学入試は確実に近づいているという不安と焦燥感。夏には確かにあっと心の余裕は消え、いやでも己と向き合わざるを得なくなる時期。この頃から、寮の友人も口数が減り、みな自然とお互いを避けるかのように自室にこもり勉強に向かっていった。
あの時間があったから今の自分がいる。子供から大人に変わっていく階段を上っていたあの時を思い出し、同じ階段を上っている生徒たちに今日も向き合います。
そう、二度目の大学入試は確実に近づいているという不安と焦燥感。夏には確かにあっと心の余裕は消え、いやでも己と向き合わざるを得なくなる時期。この頃から、寮の友人も口数が減り、みな自然とお互いを避けるかのように自室にこもり勉強に向かっていった。
あの時間があったから今の自分がいる。子供から大人に変わっていく階段を上っていたあの時を思い出し、同じ階段を上っている生徒たちに今日も向き合います。