英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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生徒の人生に向き合う

2018年11月25日 | 指導現場にて
高校受験では浪人も許されないし、思春期とはいえまだまだ子供である生徒本人の意識改革も間に合わないので、それまでの人生を逆転させる難しいかも知れないが、大学受験は選択肢も多様に広がるので、人生を逆転させるチャンスの一つであると、私は考えます。

進学校ではない高校に通う高3生がいます。「早稲田に行きたい」というその気持ちに共感したので、この夏から指導に携わってきました。しかし、目を離せばサボり癖が顔を出し、課題としている毎日の音読でさえ真摯に行わず、次の授業まで無為な一週間を過ごしてくる。「一つ一つを積み上げていくことが大切」という私の想いは忘れ去られ、見事に裏切られた。

今までの学力では、普通に考えれば早稲田は無理かもしれない。しかし、大学受験では意識改革を行い、受験勉強のプロセスの中で自分自身を信じられる自己肯定力を身につけることが出来れば、多少時間がかかるかも知れないが、目標を成就することは可能だ。

彼の早稲田受験に対して、私は本気でした。しかし、彼にはそれが勉強姿勢として表れない。その態度を改めないと、大学受験は結果が出ない。いや、日々の小さな継続を積み上げていく姿勢を作り上げること自体が大学受験なのに・・・。怠け癖と誤魔化し癖を排除し、辛いことや嫌なことに向き合い、小さなこと成果を積み上げていく姿勢に改めるには、彼の心を書き換えるしかありません。だから、私は吠えるし、怒鳴る。生徒の人生を変えなければという思いを押さえることが出来ず、感情が爆発することは少なくない。

昨日も叱責し、「これで良かったのか?」と私にも反省と、一抹の虚しさが残りました。でも、生徒に真正面からぶつかっていかなければ、後悔がもっと残るだけなのは分かっています。自分の心の叫びのままに指導していくしかありません。
昨日の夕方も、学院から荘厳な薄明が見られました。この景色が見られると冬本番。大学受験シーズンの始まり。


大学受験生たちよ。

一つ一つを積み上げているか?
妥協していないか?
その想いは本物か?
そして、自分の人生と向き合っているか?


コメント
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