英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

本物の英語力って?

2019年02月25日 | 指導現場にて
昨日と今度の日曜日に実用英語技能検定二次面接試験が行われています。この時期は、対策として英語での面接練習を行う機会が多くなりますが、英検に受かるためのパターン化された英語に終始している生徒を見て虚しさを感じることも事実です。特に、英検対策に力を入れている高校ではプリントが配布され、徹底的にパターンが刷り込まれます。

例えば、準2級のNo.1の質問では、本文中の「by doing so」の箇所が「How ~ ?」で問われるので、その直前の文章を「By ~ing」で答えれば正解になります。しかし、たまに、「,so ~」の部分が「Why ~?」で問われるのですが、その場合にも機械的に「By ~ing」で答えてしまう生徒もいます。

先週のブログ記事でも書きましたが、パターンを覚えて、形だけの応答を機械的に繰り返しても、それは本物の英語力とは言えません。しかしその一方で、合格すれば自信がつき自発的に勉強に取り組む可能性もありますので、難しいところです。

トラスト英語学院でも二次面接対策を行いますが、パターン化の練習は必要最低限に抑え、音読などを通しての自発的な英語力を伸ばすことに注力します。長い目で見て本物の英語力を手に入れるようにしていかないといけません。英検などの検定試験合格は英語学習の一つの目安としてとらえ、やはり、将来にわたって使える英語力を構築することを第一義にすべきだと考えます。「本物の英語力」の基準を何にするか、一人一人によって解釈は様々だと思いますが、私は「読む」力だと考えます。確かな文法力と徹底した音読で鍛えられたリーディング力は、強固な礎となるからです。

季節は春めいてきました。新たな気持ちで英語学習に取り組むには最適な時期です。英検などの資格試験を目標にしながら、本物の英語力を培っていきましょう!


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