英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

大学入学共通テストの英語

2019年06月08日 | 2020年大学入試制度改革
現行の大学入試センター試験の後継として2021年1月16、17日に1回目が行われる大学入学共通テストの配点と問題作成方針が公表されました。

英語は従来の筆記200点、リスニング50点の計250点から、リーディングとリスニング各100点の計200点に変更となります。試験時間はリーディングが80分で現行と変更はありませんが、従来の筆記に盛り込まれていた発音やアクセント、語句整序の問題はなくなり、読解力を測る出題となります。以下にポイントをまとめておきます。

【リーディング】
・「筆記」から「リーディング」へと呼称変更。
・200点から100点へ。
・発音、アクセント、文法問題等はなくなり、読解問題中心の出題となる。
・試験時間80分は変わらず。
・全問マークシートも変わらず。

【リスニング】
・50点から100点へ。
・試験時間は30分から60分へ。
・従来は英文はすべて2回流されたが、1回しか流されない出題も混在する。
・全問マークシートは変わらず。

リーディングとリスニングの比率が1:1になるのは好ましいですが、単純な文法問題等が消えるのは以前から納得ができませんね。確固たる文法力があるかを読解問題だけで判断するのは難しいです。そして、民間試験活用については、多くの問題点が指摘されているにもかかわらず、いまだそれらが解決されないまま見切り発車させようとしている事実は否めません。

SNS上では、民間試験の利用中止を求めて国会請願する署名活動が始まりました。これからどうなっていくか・・・。受験生、教育関係者ならずとも、動向から目が離せません。


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