英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

私と大学受験英語 #9

2019年06月05日 | 英語勉強法
前回のエントリで、二浪時に代ゼミの潮田五郎先生の授業で精読した英文を音読したと記しましたが、その方法をより具体的に紹介します。

潮田先生の「総合英語ゼミ」のテキスト英文をコピーして、見開きA3版の大型ノートの左側に貼ります。週1回90分の授業は常に最前列で聞き、講義で習う重要ポイントや単語の意味や例文等を右側に書きます。因みに、講義はすべてテープに録音し、必ず聞き直して復習しました。
英文は全て大学入試問題の長文から精選されており、内容は非常にレベルが高いものでしたが、苦労して読解したその英文を大声で音読し、英文そのものを自分の体に血肉化させていきました。

この英文音読学習にも注意点があります。

①構文(or文型)と一つ一つの単語の発音まで理解したうえで読む。
②音読する時の切れ目は、意味の切れ目。
③音読しながら、同時に、頭の中では日本語に訳していく。
④すらすら読めるようになるまで、同じ英文を20~30回読み込む。

上記①~④を心がけると、一石二鳥にも三鳥にもなります。単語は英文の中で覚えられてしまう。発音・アクセントにも強くなる。流暢に英文を読もうとすると、必然的に英文構造を瞬時に捉えられなければならず、しかも英語の語順で直読直解せざるを得ないので、速読力がつく。英文をカタマリでとらえられるようになった結果、読む力だけでなく、書く力・聴く力・話す力も自然と培われます。

早稲田受験前日、全英文の音読回数を総計してみると、1,200回以上音読をしていました。

二浪時後半の全国模試の英語の結果です。

【第4回 全国総合模試】
 得 点 100点(150点満点)
 偏差値 65.7

【第5回 全国総合模試】
 得 点 110点(150点満点)
 偏差値 68.3

【第6回 全国総合模試】
 得 点 84点(150点満点)
 偏差値 67.2

全国模試の結果は以上のようでしたが、研数学館という予備校が11月23日に開催した「早大政経学部ターゲット模試」を受験しました。これは、早大政経学部の出題傾向に沿っているだけでなく、問題用紙の紙質や文字フォントまですべてそっくりに似せて作られたプレ模試です。早大政経学部を第一志望にする受験生が受けるこの模試で一つの成果を感じました。

【早大政経学部ターゲット模試(英語)】
 得 点 72点(90点満点)
 偏差値 67.5
 順 位 13位(933人中)

この模試の科目別成績優秀者として、英語で名前が掲載されました。二浪時の英語の勉強が成果として表れたこの結果は、当時の自分に自信と勇気を与えてくれました。

回を重ねてきた「私と大学受験英語シリーズ」もいよいよ次回が最終回。二浪時の大学受験の結果と、本物の英語力を構築するための勉強法を記します。


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