お盆休み中、突然、英語の手紙と俳句本が届きました。差出人名には「D・バーレイ」とあり、確かに覚えのあるお名前でした。28年前の1993年、早稲田大学政治経済学部2年の時、必修の英語授業の担当だった David Burleigh 先生です。
大学在学中も含め、個人的なお付き合いなどは全くなかったのですが、本ブログ「英語道」で2007年に Burleigh 先生の授業の副教材になっていた文法書を紹介したことがありました。先生もどこかでそのブログ記事を読まれて、以来、私のことをずっと覚えていてくださったとのことです。
今年4月、江戸から明治期に伊那谷を放浪した俳人・井上井月の生涯を紹介する絵本『伊那の井月さん』の英訳本『Seigetsu - san』が発刊され、英語俳句の第一人者である Burleigh 先生がその英訳を担当されました。「伊那・英語・早稲田」のキーワードで私を思い出して下さり、お手紙を書いてくださったとのことです。
大学時代、たった週一回、一年間だけの Burleigh 先生の授業でしたが、当時は著名な先生とも知らずに講義を受けていましたが、真摯に英語と向き合ってきて良かったと、心から思います。英語が繋いでくれる人とのご縁。これこそ、英語を学ぶ本当の意義かも知れません。
俳人・井上井月のことは知ってはいましたが、詳しく学んだことはありません。こんな機会をいただいたので、Burleigh 先生の英訳本はもちろんのこと、いくつか関連書籍を読んで、勉強してみます。早速、文庫本を注文しました(^^)/