31年前の1992年3月2日、浪人の末、第一志望の大学に合格した。あの日は、どんよりとした雲が空を覆い、寒かった。合格掲示板で自分の受験番号「21564」を見つけた時の第一声を今でも覚えている。
「やっと・・・受かった・・・」
数十秒佇んだのち、涙が込み上げてきて、それが零れないよう、鈍色の空を見上げた。
ふと我に返ると、早稲田大学バンザイ同盟の方に囲まれ「合格ですか!?」と聞かれ、「はい」と震える声で答えるや否や、キャンパス全体に響き渡る大きな声で、「バンザイ、バンザイ、バ~ンザイ!バンザイ、バンザイ、バ~ンザイ!」と連呼してもらった。
当日の合格者番号掲示(研数学館より贈呈)
19年前の2004年3月2日、実用英語技能検定1級に合格した。
シアトルでの1年間の留学から帰国し、4回目の挑戦での合格。英検協会のHP上で合格を知るや否や、当時勤務していた英会話学校のオフィスを飛び出し、ビルの陰で独り、嬉し泣きをした。
そして、英検1級に合格したことで、実用英語の使い手としてようやくスタート地点に立てたという気持ちが湧いてきたのと、塾業界に転職を決め、身を立てていこうと決意したのを思い出す。
諦めなければ目標は必ず達成されると思った瞬間。自分は変われるんだと証明できた3月2日。そして、その経験があるからこそ、今の仕事に就いているという必然。3月2日は自分の人生が変わるきっかけとなった、自分だけの記念日。
因みに、あの日、早稲田の合格発表を一緒に見に行ってくれた当時つきあっていた彼女が、今、私の妻となっているという惚気話も付け足しておきます・・・(#^.^#)