もう12年も前のことですが、旅行で訪れた岡山で読んだ朝日新聞に、大阪の勝尾寺(かつおうじ)で貫首を務められていた小嶋秀算貫首の一節が載っていたので、ご紹介します。
「自分をみつめ、『私は生かされている』という感謝の気持ちを持てば、おのずから努力するでしょう。それが大きな力になる。『勝つ』とはもちろん、自分に勝つということです」
大学入学共通テストまで50日を切り、大学受験生たちにはピリピリした雰囲気を感じます。不安や焦燥の中で、「なぜ受験勉強しなきゃならないのか」と思う時もあるかも知れません。しかし、世界には、世の中には、勉強したくてもできない人たちがたくさんいます。食べるものがなく、毎日の生き延びることで精一杯の子供達がたくさんいます。毎日帰る家があり、食事が用意され、暖かいお風呂と布団がある。親がいなかったら、衣食住がなかったら、勉強なんてできない。勉強できるだけ幸せなこと。周囲によって「生かされている」という感謝の気持ちを持てば、今やるべきことに集中できるはずです。
周囲の人に感謝し努力を続ければ、自ずと道は開かれます。
宮島 紅葉谷公園(2010年11月 撮影)
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