濵﨑潤之輔著『Hummer流 英語勉強法』を読了。
今や日本のTOEIC界でその名前を知らない人はいないHummerさんが、自身の勉強と指導経験を基に書き下した英語勉強指南書です。
古くは大学受験の勉強法から記されていますが、Hummerさんが34年前に投稿されたエール出版社の『私の早慶大合格作戦 '90年版』を大学受験時代に数百回も読んでHummerさんと同大学同学部同学科の3年後輩となった私にとって、当時の勉強法を読んでいて、暖かくほっこりとした気持ちになりました。
また、HummerさんがTOEICに挑戦し始めた2007年頃からはブログを通して交流させていただき、満点に至るまでの圧倒的な努力の過程も知っていたので、読んでいて体の芯からアツくなるものを感じました。
そして、優しい言葉で読者に語りかけながらも、後半に向かっては「人生はあまりにも短いのです。とにかくやるしかないのです。気合いを入れていきましょう」「すべての時間を(『FACTBOOK これからの英文法』の)読書にあてるのです」「1つの英文につき100回音読」など、努力を積み上げいかなければ英語は出来るようにならないという当たり前のことが、Hummerさんの言葉で、英語学習者の精神を揺さぶるかのように書かれています。
英語勉強指南書を読む人の多くが勘違いしているのが、英語ができるようになるための「楽な方法」を模索しているという点です。断言しておきます。効果的な方法はあっても、楽な方法はありません。
日々やると決めた勉強ノルマをきちんと積み上げていけますか?その覚悟を持って英語を勉強してください、というHummerさんのアツい言葉を受け止められた人だけが、英語を通して己の人生を切り開いていけるでしょう。
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