帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

叱らない教育・叱らない子育てを僕が否定する理由、そのほんの一部分

2011年08月30日 | 研究-教育・育児

さて、二回ほど続けて叱らない子育てに関することを否定的に書きましたが、僕が叱らない教育とやらを眼の敵にするのは、きちんとした理由があります。

ブログ(以前の日記含む)を書き始めてから早8年、

約25程前から世の中に出てきた、  子供を叱らずに ほめて育てる教育(丁度今のひきこもりやニート達が育ってきた時代) とやらが、一大ブームとなって世に広がり、10年ほど前には最高の教育とまでに崇められたうえに、日本の標準教育?と言われてもおかしくないほど持てはやされる時代もありました。

特にマラソンの高橋選手の監督が口にしたことも影響。

 

爆発的に普及し始めたインターネットの世界では、大体1歳から小学高学年くらいまでの子供を持つ多くの親や教育関係者(保育士や教師、大学の教育学部教授等)が、同じくブログにて「こうやって実践していま~す!」と、口々に叱らないことの素晴らしさを讃え 「ほめて育てているのでこんなに良い子になった」、「学校の成績がこんなに上がりました?」と鼻高々にその効果の程について書きあげていた。

おりしも 「フィンランドを手本にしよう!」だ、イタリア式だ、 「スウェーデン式ほめて育てる教育」 なんていう まがい物教育から始まって次々出てくる書物は、 とにかく”叱る”ことを悪の権化のように扱い、怒りや体罰までも世の中を悪くする諸悪の根源として書きまくっていたわけです。

 

ところが? 

どう考えても人の本能に反しているこの教育が、 自然な心の成長を阻むどころか歪めてしまうわけで、最終的に芳しくない結果になるであることは確信していたものの、大きな結果集積データが無い。

子供の問題行動で悩む親等の個別的情報はぽつぽつ手に入るものの、それより大きくて絶対的、かつ全体にどんな影響を及ぼしているのかという絶対データが欲しかったのです。

そこで、僕と面識が無く、利害関係が全く生じないネット上の情報を利用することで、個別的に追跡と分析を試みました。、

対象としたのは、当時叱らないことを素晴らしいものとして喧伝していたホームページを手始めとして、そに当時に新しいスタイルとして出はじめたブログに至るまでの約300個近くをお気に入りに登録し、日々更新されていくブログの中に描かれている子供の姿をこの8年間追い続けてきました。

 

登録の基準としたのは純粋に親の立場として書いているものだけで、何故なら、教育評論家や教育学者、教育専門家等という看板掲げている人間達は、書籍の売り上げを始めとしてまずは自分達が食べて行くことが大切ですから、

そのためには事実を平然と捻じ曲げますし、隠したり嘘をつくだけにとどまらず、都合悪い事実はけして表にしないからですね。

普通の親たちが書くからこそ、そこに事実があるわけです。

 

すると、始めこそ「こんなに旨くいってます!」と、どれもが誇らしげに書いていたブログの更新がだんだん滞り、同時に子供の事が書かれなくなり、最後には更新が停止するかいつの間にやら閉鎖されてしまう。

優れた効果をあげているのなら、どんどんと更新されながら、ずっと周りの者達にその教育を進めているはずです。

小学校低学年までは子供も従順ですから、誰しも「自分の子育てはうまく言っていると思い込んではばからないもの」ですが、子供のころに受けた教育の問題点は思春期になって初めて表に出始めることから、そこを重点的に追跡をしていたのですが、残念な事に誰も旨くいかなくなった事等は書こうとしませんので情報が途絶えてしまう。

結局 ”旨くいかなくなったから、書けなくなった”という至極単純 かつ絶対的な現実がそこにあるわけです。

 

僕が一番欲しかったのは、 

叱らずにほめて育てたおかげで、一番難しい思春期(反抗期)をどう素晴らしく乗り越えたか

そしてその後に、その教育により優れた人間性になった?子供達が刻み続ける輝ける実績と事実なのですが、

たまたまなのか? 偶然なのか?は知りませんが、良質な結果を残しているな~ と僕が思えるものは一つも有りませんでした。

最高の教育ゆえに 最高の人間性が育つというのが 叱らない教育・褒めて育てる教育を進めている者達の言い分なのですが、普通にすらなっているのが半分あるかどうか?すら怪しいものです。

これが事実です。

 

しかし・・・

叱らない教育・ほめて育てる教育 が本当に素晴らしい教育だったのなら、その教育がブームとなって以降に育ってきた今の若者は、

僕らの若かりし時代なんかよりはるかに活発で意欲的で生産的であり。

当然、人間関係になんら悩むことなくて、攻撃性が無い上に、頭もよく、素晴らしい人間性で世の中を謳歌し、日本社会はどんどんと良くなっているはずなのですが、実際はどうでしょうか?

 

 

現実は、完全にその逆じゃ~ないですか?

引きこもりは200万(隠れひきこもり及び不登校ふくむ)、親に寄生しているニートがすでに130万(引きこもりと一部重なります)、そのうち働けるのに平然と生活保護もらっている若者がすでに50万人以上、「その理由は?」といえば、職場の人間関係を始めとして苦しい思いをしたくない、辛い思いは嫌だとかなんとか。 

上司に叱られただけで ふてくされた、病んだ、自信なくした、から延々と始まる言い訳のオンパレード。

彼らの口から出てくる言葉は 「働いたら負けで、如何に楽して生きていくか? が最大の目標」だとかなんとか。

 

犬をしつける理論をそのまま人間へ適用したこの 叱らない子育て、ほめて育てる理論とやら、そこにどれだけの大嘘が含まれているかということについて、多くの親達がほんの少しでも知って考える参考としてもらいたい、そう僕は思うわけです。

 

 

褒めて育てたことによる現実的な結果を研究したり、個人的に紹介しているのは、ネットで検索するとうんざりするほど出てきてしまいますので、

下はそのほんの一部だけを紹介します。

下のリンク先をご覧下さい 

 

 

https://mbp-japan.com/chiba/aquras/column/1206203/

https://toyokeizai.net/articles/-/275757

https://note.com/shizukayamasaki/n/n8bd913d5dc66

https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2016/646.html

https://note.com/yoheisuzuki04/n/ne95772f79b24

https://www.bookbang.jp/review/article/510804

http://spiral-up.jp/about/mistake.html

https://honz.jp/articles/-/42424

https://kodomo-manabi-labo.net/homerare-dependence

https://ure.pia.co.jp/articles/-/136072

https://president.jp/articles/-/24944

https://matome.naver.jp/odai/2152394652723382201

https://biz-journal.jp/2019/11/post_128226.html

https://note.com/ogitayasunaga/n/nf096ab406671

https://diamond.jp/articles/-/195233

https://www.dailyshincho.jp/article/2016/01270510/?all=1