一週間ほど前、帰宅したら誰も居ないリビングに 響く ガ~~~~~!!という騒音。 おっとと!!
”何だ~!”と思って音の方向を見たら テレビをディスプレイに使っているノートパソコンの Aspire 5745Gからでている。
Core i7の初期の頃のパソコンでして、 もう10年以上はつかっているご老体。
元は僕の”家用メインPC”だったんですけど、五年も過ぎると突然死(笑)する可能性が高くなって来る事から、テレビ接続のパソコンへと格下げになったものです。
ただ、くさっても i7ですので、 HDDをSSDに変えたら「ま~~~早いのなんの!」 で、 古さを感じさせません。
そんなわけで、廃棄にもならずに頑張っていたんですけど、 やはりいろいろな不具合はどうしても出てくる物でして・・・、
一番多いのは CPU冷却回りなんですけど、 これまで何度か分解して内部の溜まったほこりをコンプレッサーのエアで掃除。
Biosメモリー用のバッテリーを交換したり、メモリーが故障して交換になったりと、そのたびに復活。
でもって、今回はそのガ~~~~!! が相手です。
ノーパソで音が出ると言えば、これはもうCPUファンそのものの故障なわけでして、さっそく交換になります。
とりあえず分解して、型番を調べて注文といいたいところですが、 年式的にかなり古いので、 このファンが殆ど無いんです。
おまけに、似たような形状のファンが何種類も有って、 家のPCのファンは?というと、案の定日本には在庫無しという感じ。
後は、海外からの取り寄せになるんですけど、 この年末にコロナという組み合わせじゃ、 一月はかかる可能性が満々。
「家族からは早く直せ~!」と矢の催促。 そんなこともありあり、参ったな~~と思いつつ、ほぼ同じ形状した、違い型番の国内在庫品を注文。
届いたのがこれ。
そっくりで有りながら、微妙に違いがあります。 取り寄せた物は、 丸印の脚の部分が 少し短いかんじ・・・・
見た目は本当に同じなんですけどね~。
交換するのはファン駆動部分のみで、ファンのプレートはヒートチューブに蝋付けされているので、どうしてもそうなります。
ファン駆動部分だけを、両方とも取り外して比較。
ファン駆動部分はこんな感じ。 大きさも形もほぼ同じですが、 左の方が持ち上げている分遠近法で大きく見えます(笑)
でもって、新しい駆動部分をヒートチューブのベースに固定しようとしたら、 上手く収まらならない。 あ~~~~でたよ!
よく見ると、脚部分が微妙に短くて、それによって固定のためのネジ穴からずれてしまうんです。 おまけに隙間も出来てしまうし。
ネジ穴の位置も、もしかしてが違うんか? と 新しいファンに付いていたプレートを古いファンに乗せると、一カ所だけ位置が明らかに違う。
ただ、CPUファン自体は至極軽くて、 なのでアルミテープで穴の位置の合わない部分の固定は大丈夫だろうと判断して、
後は例の短い足は”折って”取り付け 汗
駄目かな?と思いましたけど、 意外にピタリ! お~!!
ファンユニットが組み上がれば、 グリスをCPUに塗ってくみ上げ開始。
ヒートチューブ含めた冷却アッセンブリーを、ネジで固定すれば、一段落です。
穴の位置がずれていた部分は 裏から表にアルミテープで巻いてるのが見えますが、
元は高温に耐える必要のある場所で使うテープですので厚くて強く、接着も強靱。
ちゃちなネジで留めるより、 強いかもしれません。
他の部分にもエア漏れが無いようにテープを張ればOk 後は組み立てだけですが、仕上がって電源をONにしたときの静かさにはある意味驚き。
まったくの無音でして、 そういえば少~~~しずつ騒音が出てきていると人間はそれに慣れてしまうのですね。
そんなわけで、 復活したテレビ用PC この先も頑張ってくれそうです。