昨日の帰り道のこと、めずらしく帰宅の遅くなった僕は いつもの道から家へとつながっていく側道に右折。
ところがその少し前に, ピカピカ真っ白の最新型ハイエースが同じく右折していたのが見えたのだけど、すこし入ったところで何故か停止していた。
で、僕が後についたところで走り始めたのは良いけれど、いや歩き始めた?という方が正解だ、
なんと人の歩行速度程度でのノロノロ走行ときた、おいおい・・・?
後に車両がいるのに気がついていない可能性も有って、というのは少し走って又停車してしまったのだ。
このハイエースの前にはどの車も居ないのは見えるので、「何かおかしいな~?」と
初めは警笛を鳴らそうかとしたけど、余りそれが好きではない僕は、エンジンを軽く2回ほど吹かした。
運ちゃんが気がついたのだろうか分からんが、 ややもして走り始めたのはいいのだけど、ブレーキランプ点灯消滅の繰り返しで 危なっかしいし嫌がらせにも思える・・・
仕方ないので、右サイドが空いているのを確認して(場所は狭い一車線すれ違い道路です) 横を一気にすり抜けた。
前に出た僕は 普通に加速を始めたのだけど そのハイエース君、パッシングの嵐&ホーンを何度も鳴らして”普通に速度を出して”なぜか?追って来る。
俺なんかしたっけ? と思い、一応バイクを路肩に停車させるとシートに跨ったまま振り返った。
すぐにハイエースから人が降りてきて、なんか怒鳴りながら近づいてくる。
メットのフェイスをあげて「何ですか~?」と言うと 「何で煽ってんだこら~!?」とか 「ふざけんじゃね~ぞ!」とか怒鳴っている、 メット越しのうえにエンジンかかっているので何言っているのかよく分からない僕。
間近までやってきたその人、 赤とか黄色のでかいスクエアが派手にプリントされたパステルグリーンの上下スェットを着て、足は草履。
昔アニメのPTAおばさん さながらの逆三角メガネに忍耐力や我慢のカケラも感じられないような細くて尖った顎。 恐らくは50才前後だろうと推測させる白髪交じりのスポーツ刈り頭と口ひげ。
一見して あの系統の職業に共通した風体。 大体の社会的地位が読み取れるわけですが、
その時 僕が思ったのは 「またこういった類か~・・・・」 ということ。
「何言っているんだあんた?」 、「道のど真ん中で意味なく停まっていれば誰でもホーン鳴らすだろ、軽くエンジン煽って何が悪いんだ?」と言うと。
「俺を誰だと思ってんだ コラ~?」と言い始めた(おお~怖!)。
バカ野郎とか、ふざけんじゃね~ぞとかいう言葉を間に挟みつつ、何度も「俺様を誰だと思ってるんだ?」と言ってくる。
こいつ・・・・
多分だけど、 新車のハイエースをこのあたりに住んでいる(予想)つく友人に見せにでも来たのか、単なる遊びで来たのかしらんが、 道がよく分からなくて 小道に入りこみ「あれれ?」 、そこに僕が後について、エンジン吹かされたので カッとなった?。
ナビでも操作していたのかな? そんな感じなんだろうな~、多分。
で、フィルム貼られたリアウインドだと、真っ暗でライトしか見えないから 昨今のビッグスクーターなんかに乗っている勃起もろくにしない草食系のガキかなんかだと勘違いしたのだろうと思う。
そうした連中なら確かに、その風体とチンピラよろしく コンニチハ されれば 小さくなって”すいません”となるだろうけど、 こっちは全身タトゥで戦争やってる筋肉連中達と毎日仕事している身。
こんな おっさんなんか怖くも何ともない。
暫くの間だ、黙って相手の言うことをきいていた僕だけど、余りに同じ言葉をくりかえして凄んで?来るので、 段々いきり立ちはじめた。
*こっちはウサギみたいに大人しい人間なのだから刺激しないでもらいたい。
で、「うるせーんだよ テメ~は!」、「お前なんか知るわけね~だろバカ野郎!」と返答。
すると又もや「誰に口きいているんだ?」と大声でがなるので、
「俺の目の前にいるおめ~だよ、見えね~んか、てめ~は? あ~!!!」と、 思わずでかい声。
出してしまった。
するとそのおっさん一瞬表情がこわばり、少しだけ声を上擦らせて、「どうなるか分かっているんだろうな?」と言い出した。
ハイ!そんなもの知りません僕は(爆笑) 怖くもないし・・・
例のごとく攻守逆転となり、それまで一方的優勢で相手が自分より強いかもしれない?と思い始めた状態が崩れて守りに入ったわけで、
アホの典型パターンの”何某かのバックが自分の後にいる”と言いたいわけだ。
まがいなりにも 車はハイエース 高価な車なので 恐らくは仕事はしていると思われるけど、
体格と筋肉のつき方 腹の出方 頭の能力からして 大体どんな仕事かは察しがつく。 おまけに家族を泣かして高価な車に給料を平気で注ぎ込んだりと、好き勝手やるタイプの人間だろうなと・・・・
だんだとおっさん言葉の勢いが弱くなり、
要はだ・・・・・ ”少し脅したら” すむ(楽しい)娯楽と舐めていたら、思ったより相手が強そうだったので、 反撃されるのが怖くなってきたということ。
しかしながら 自分から停車させた手前、引くことも出来ないという ドツボにはいったのが読んでとれる。
実のところ、こうした頭の極端に悪い類は、心理誘導が簡単なので非常に面白い。
「どうなるか分かっているんだろうな?」と尚もしつこいので、「どうするか見せてみろ、コラ?」と応答
一応はいきなりのパンチとかを全力で警戒しつつ 一発でも攻撃されたら フルパワーでボコボコにしてやる気で満々状態の僕。
しかしね~ 「なめんじゃね~ぞ!」とかなんとかひたすら繰り返して、更にしつこい。
全体としては数分程度の出来事でしかないのだけど、段々面倒くさくなってくる。
「殴るならやってみろ? あっ!?」 と僕は挑発するが、いつまでもこんなくだらない事をやっていても意味が無いので、
「謝まりゃ~いいんか?」というと、「謝ってもらおう何て思っちゃいね~んだよ!」と 言い返してくる。
ああ~ ()変なやつ・・・・・
「そんじゃどうすりゃいいんだ、オイ?」と聞くと、 おっさん黙っている。
究極のバカか?こいつは・・・・
「どうなるか分かっているだろうな?」と又言いはじめた(しつこ~~~~~い!)ので、
「どうなるか俺に言ってみろ!てめえ」と再びでかい声出して怒鳴ると。
最後に帰ってきた言葉がこれだった、
「そのうち分かる・・・・・・・・」 んあ?
(((((≪*****チュド~ン!!!*****≫)))))
しばし沈黙の後 ぎゃ~はっはっはっは! で、 僕は フルパワーで笑いをこらえてしまった。
ここまでバカだったとは、開いた口がふさがらない
仮にだよね、 このおっさんがチンピラグループの一人で、仲間を集めて僕に報復でもするつもりで言っていたとしても、
僕に理由無くボコされた訳でもなく、 自分で因縁を付けておいて、 その理由が道のど真ん中停車していてエンジン煽られたというんじゃ 、逆に仲間にバカにされて大笑いされるのが落ちだろ?
どれだけ幼稚なんだ~ こいつ?、 ただの弱虫で 口だけいきがっている3流にもならないチンピラじゃん 馬鹿くさ!
家の裏に住んでいる 土建屋のおっさんとまったく同じ種類の、際限ない小者だ。
バカらしさが最高潮となってしまった僕。
急に帰りたくなって来たので、 「ハイハイ すいませんでしたね、悪かったです。」と言い、「じゃ!帰るから」といったら、おっさん黙っている。
メットのフェイスを下に降ろし、ミッションを蹴り込むみ 車体を発進させたが。 発進させるときに
すこしだけゴシャゴシャ言っていたみたいだけど知らん、どうせ捨て台詞だろうし。
せいぜい →
は~ バカはどこまで行ってもバカ。 どうせ ちんけなプライドとつまらん処世術で生きてきたのだと思うけど。
相手に 心の流れを読まれまくられ 鼻で笑われ、 そんな人間にだけはなりたくないね、僕なら。
余りにも人として惨めすぎるからだ。