10月の末に中古で買ったロータスのマンボウ。
ベースはマツダの ボンゴトラック。
エンジンの方はすこぶる調子が良いのですが、オートマが時々 あれ?
という感じになる。
どんな感じか?というと、2速から3速へのシフト時にタコメーターが100回転ほどあがり、その後落ちる。
いわゆる滑りというやつです。
で、すぐにオートマ本体の交換がひつようか?というと、
電子制御式のATの場合、 そういった図式にはならない。
センサー類やらが逝かれかけている場合もあるからですね。
もし本体交換となるとリビルトで10万くらいなので、 工賃含めれば15万程度になるのだけど、
その あれ? が何時も出ているわけでも無く、 なんとなくスロットルポジションセンサーかな?とも思えるし、 二つあるスピードセンサーの内の一つである、トランスミッション本体に付いているのが不安定なのか? とも思える。
万が一、オートマの内部が駄目なら、それ想定して車を買っているので、特段驚きもしないけど、出来るなら無しに超したことは無い。
色々と乗りながら、頭のなかでデータを蓄積していくが、気になるのがATF。
そこで、今回はATミッション下のパンを外してフルード交換とストレーナーの掃除をしてみました。
まず、車体をアップ。

そして安物ハンドポンプで、ATFの中のフルードを抜きます。
フルで8Lくらいですが、 ポンプで抜けるのは2Lくらい。
後はオイルパンやAT本体の中に残っています。

10本以上あるネジをすべて緩めていきますが、ジャッキでパンを支えながらやらんと大変なことになります。

片側だけのネジを2本くらい残して、緩めておく。
その状態でジャッキを下げますが、 必ずフルード受けを置いておく。
1L程度は残っていますので。

フルードが抜けて、ドバ~~~~!!の可能性がなくなったら、パンを外して出す。
まだしたたり落ちているのは受け皿とかで受ける。
こんな感じになります。
制御の配線やら、センサー、コントロールバルブ類がよく見えます。

とりはずしたパンですが、フルードの汚いこと・・・

真ん中にドーナツ状のものが見えますが、これ磁石。
オートマ内部から少しずつ出てくる鉄粉などを吸着して、内部に入らないようにしています。

さて、次はストレーナー外し
ボルトを緩めていきますが、気をつけないと、ドバー!とここでもフルードが出てくる。

外れました

ボンゴトラックの場合、交換式のフィルターではなく、メッシュストレーナーなので、
はずして灯油で洗います。

思いの外吸込み口にゴミがあり、何度も灯油を変えて、さらにコンプレッサーを使って隅々までこびりついている汚れを取り除きます。
みえますかね、汚れが

洗い終わったら、 ペーパータオルで拭き取り、できる限り糸くずなどが付かないように注意。
雑巾などを使うと糸くずが残りATがOUTになる事がありますので。

さて、ストレーナーを乾かしているうちにパンを洗浄。
磁石の汚れもきれいに拭きとって、

内部をやはり灯油できれいにする。
こちらも拭き取りはペーパータオル。

ガスケットを切って、 新しいのを乗せれば準備完了。

後はストレーナーとパンを取り付けて完了。
でだ、
ここで問題は、 必ず出たフルードと同じ量のを入れること。
新しいフルードはきれいです。

入れたらエンジンをかけて、十分暖まるまで暖機したら、一度レベルをみる。
20度 65度 と書かれた、印をみて、だいたい間にあれば、一度走ってフルードの温度を上げて、再度レベルチェック。
問題なければ、今日は終わり。
後は、 何回にも分けて、というか実際は毎日朝来たら 交換する。
20Lのペール間でフルード買って、一回目出抜けるのは5L程度。
オートマ内部に半分は残っていいるので、 それを希釈しながら交換していく感じです。
ハンドポンプで抜ける量が2L程度なので、最低7回は抜いて、新しいのを入れる感じ。
果たしてこれでシフト時の あれ?がなくなればいいのですけどね 