Moviemaking Magic of Star Wars: Creatures & Aliensの翻訳版『STAR WARS クリーチャーズ&エイリアンズ大全 制作秘話と創造の全記録』、ついに刊行になります。
原書が昨年5月に刊行されたときからStar Warsファンのあいだでは大変話題になっていた1冊なので、この大作の翻訳を担当させていただけたのは、ファンのひとりとして、大変光栄です。
いろんな事情で写真や文章を削ることもあるようですが、本書に限っては、原書収録の写真も文字情報もすべて掲載することができました。
さらに日本人の読者のみなさんにはなじみのない映画制作用語などは、専門家に確認しつつ、情報を付け足しつつ翻訳しました。
Star Warsファンにも映画関係者にもぜひ読んでいただきたい1冊です。
そしてこの大事典がすごいのは、Star Warsの全作品、すなわちEpisode IV, V, VIのオリジナル3部作、I, II, IIIの新三部作、そして『ローグ・ワン』と『ハン・ソロ』のスピンオフ映画に出ていたクリーチャー&エイリアンもカバーしていることです。
本日は『ハン・ソロ』に出て来たリオ・デュラントの記述を紹介します。
A four-armed, two-legged, capuchin monkey–type creature, Rio Durrant is arguably the best pilot in the galaxy—he would argue even better than Han—on account of his many limbs.
Designed by Ivan Manzella, Rio was built by Neal Scanlan’s crew as a puppet. But as the character evolved and was required to be more active, swinging around the interior of a spaceship and doing things a puppet wouldn’t be able to do easily, Scanlan opted instead for a person in a fur bodysuit.
リオ・デュラントは腕を4本、脚を2本持つ直立のオマキザル属のクリーチャーで、この腕の多さによって、疑いなく銀河最高の――リオはハンより上だと自認する――パイロットだ。
アイヴァン・マンゼラがイメージし、ニール・スキャンランのチームによってパペットが作り上げられた。だがこのキャラクターの重要度が増し、さらに活躍の場が広がって宇宙船のなかを飛びまわるようなこともしなくてはならなくなると、パペットで対応するのはむずかしくなり、スキャンランは毛皮のボディスーツを役者に着せて演じさせることにした。
本書はこんな情報が満載です!
10月6日発売で、予約も開始されました。
ご期待ください!
STAR WARS クリーチャーズ&エイリアンズ大全 制作秘話と創造の全記録 大型本 – 2019/10/6
マーク・ソールズベリー (著), 上杉 隼人 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4065174554
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ヨーダは、はじめは妖精のような姿だった?
ジャバ・ザ・ハットの巨体はどのように動かされ撮影されたのか?
「最後のジェダイ」のポーグは試作品もめちゃめちゃかわいかった?
「スター・ウォーズ」の世界になくてはならないクリーチャーとエイリアン。
彼らは一体どのように創られ、撮影されたのか?
本書では主だったクリーチャーとエイリアンが製作される過程を、
貴重なコンセプトアートや、試作品、撮影の様子をおさめた多数の写真と、
当時のスタッフの証言であますところなく見せている。
エピソード1~6のほかに、「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」「ローグ・ワン」「ハン・ソロ」のクリーチャー&エイリアンも収録。
ファン必携であることはもちろん、無から有を生み出す過程がすべてのクリエーターの想像力を刺激する一冊!
■訳者
上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者(英日、日英)、編集者、英語教師。訳書に『アベンジャーズ:エンドゲーム』『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』(近刊)、『スパイダーマン:スパイダーバース』『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(ディズニーストーリーブック)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、『マーベル最強ヒロイン ファイルBOOK』『ロイ・E・ディズニーの思い出 ディズニーアニメーション新黄金時代を創る』(講談社)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)、『若い読者のための宗教史』『21匹のネコがさっくり教えるアート史』(すばる舎)ほか多数(60冊以上)。
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https://www.amazon.co.jp/dp/4065174554
ジャパン スター・ウォーズ ドットコムさんにご紹介いただきました!
https://www.japanstarwars.com/kodansha-starwars-creatures-aliens/
誠にありがとうございます! 感激です。
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講談社 STAR WARS クリーチャーズ&エイリアンズ大全 制作秘話と創造の全記録
講談社から「STAR WARS クリーチャーズ&エイリアンズ大全 制作秘話と創造の全記録」が発売。「スター・ウォーズ」のクリーチャーとエイリアン、はじめのコンセプトから撮影まで、創造のすべてを見せるファン必携の一冊。
ヨーダは、はじめは妖精のような姿だった?
ジャバ・ザ・ハットの巨体はどのように動かされ撮影されたのか?
「最後のジェダイ」のポーグは試作品もめちゃめちゃかわいかった?
「スター・ウォーズ」の世界になくてはならないクリーチャーとエイリアン。
彼らは一体どのように創られ、撮影されたのか?
本書では主だったクリーチャーとエイリアンが製作される過程を、貴重なコンセプトアートや、試作品、撮影の様子をおさめた多数の写真と、当時のスタッフの証言であますところなく見せている。
エピソード1~6のほかに、「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」「ローグ・ワン」「ハン・ソロ」のクリーチャー&エイリアンも収録。ファン必携であることはもちろん、無から有を生み出す過程がすべてのクリエーターの想像力を刺激する一冊!
STAR WARS クリーチャーズ&エイリアンズ大全 制作秘話と創造の全記録
- 発売日:2019年10月
- 価格:4,620円
- 著者:マーク・ソールズベリー
- 翻訳:上杉 隼人
- サイズ:A4変形
- ページ数:144ページ
- 発行:講談社
©&™Lucasfilm Ltd.
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