GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

LIKE

2025-02-12 00:00:48 | L
 現在、Spider-Manの小説3部作第1弾Spider-Man’s Social Dilemma by Preeti Chhibberをようやく訳し終えつつあるのだが、
  
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/d5e996c4aec7d5235f19b9b0574b7201
  
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/f4711c381461c76c9600166b1f4d871f

 ジュニアノベルであるにもかかわらず、油断ならない表現がたくさん出てくる。
 たとえば、以下の赤字にした部分がわかるだろうか。

“I—uh, what? I mean no. What? How could you even?” He laughs, the sound of it bordering on hysterical. “Spider-Man? Me? I wish I had that upper-arm strength, am I right?” he tries, but MJ shakes her head. She’s not buying it. “Come on, how could I be Spider-Man? That dude’s probably like twenty-five years old! I’m sixteen. Like I could be Spider-Man.
「えっ……僕が? そんなわけない。そんなはずないよ……?」ピーターは笑うが、動揺が隠しきれない。「スパイダーマン? 僕が? あんな上腕筋があったらいいな。そうだよね?」
ピーターは必死にごまかそうとするが、MJは首を横に振る。ピーターの言うことを信じていないのだ。
「ちょっと、待ってよ。一体どうして僕がスパイダーマンなのさ? スパイディはたぶん25歳くらいとかだよね。僕は16歳だよ。ありえないよ」

 このLike I could be Spider-Man.は、I could be Spider-Man.(仮定法で、「僕がスパイダーマンだったら」「僕がスパイダーマンになれるかも」)の文頭にlike(~のように、~と同様に)がついているもので、表面的には「『僕がスパイダーマンになれるかも』」のように」というだが、この状況では「僕がスパイダーマンになれるはずがない」というやや皮肉を込めた言い方になる。
 
 likeやas ifのような「まるで~」「~のような」の意味を示す語と仮定法が使われるケースは特に注意しないといけない。
 
たとえば、

 As if I would ever do something like that!

は、as if+仮定法が使われていて、表面的には「まるで『わたしがそんなことをするかもしれない』ような」ということだが、これはもちろん、

 「わたしがそんなことをするわけないでしょ!」

という意味になる。
 よって、like ... could~は、「…が~なことになるなんてありえない!」という意味で使われると覚えておけばよいし、実際この表現はカジュアルな状況でよく用いられる。
 いくつか例をあげる。

○Practical Example
"Like I could be a millionaire."
「僕が大金持ちになれるわけないじゃん!」

"Like I could win this race."
「僕がこのレースに勝てるわけないよ!」

"Like I could ever date someone like her."
「僕が彼女みたいな子と付き合えるわけないでしょ!」


 Spider-Man’s Social Dilemma by Preeti Chhibberにはこんな表現が無数に出てくるので、注意しないといけない(が、時間がないので、とにかく早く訳さないといけない)。
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