歯医者に行って、そこにおいてある静岡県の広報誌をみていた。そこにエシャレットのことが載っていた。
よく売られているおなじみのエシャレットはラッキョウの若いもの。あ~、やっぱりラッキョウだったのだ。
それによると、エシャレットは50年ほど前、浜松の農協で、まだ若いラッキョウの球をとって、味噌をつけて食べたら、美味しかったので、これを売り出そうということになった。しかしラッキョウなんてネーミングをしても、売れなかろうと、フランスのエシャロットをもじって、エシャレットと名づけのだとあった。
30代ごろ、フランス料理に凝っていた私はエシャロットが小タマネギのような香菜出ることは知っていた。しかし「ロ」と「レ」の違いは今の今まで気がつかなかった。そのころで、フランス料理のエシャロットと日本のエシャロット(エシャレット)とは違うものだと言ってもだれも信じてくれなかった。こちら、日本のエシャレットが先に身近に入り込んでいたから仕方がないのだが。
何十年ぶりに、そうだったのか、と紛らわしい事実を知った次第。