Cogito

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

エアコン

2007-08-08 20:42:34 | 日記・エッセイ・コラム

私は冷房が嫌いである。冷房してあるところに長らくいると、いつも体調を崩してしまう。そう、所謂冷房病というのになってしまうのだ。だから汗をたらたらと流しながらも、扇風機すら回さずにいる。我が家は緑が多いので、他所よりは温度が低くなってはいるが、それでも日中は暑い。

急に暑くなった数日前、エアコンがこわれた。エアコンがダメになって、一番困るのは犬たちである。二重コートのコリーは暑さには弱い。ハァーハァー、大きく息をしながら、ぐたっとしている。扇風機を回してやると、扇風機の前でのびている。

エアコンを買ったそもそもは、イヌのためであった。大型犬としては14年も長生きした老犬のネフェルティティが、医者に「この夏を越せないかもしれない」と言われて、少しでも心臓に負担をかけないようにと冷房を入れてやったのである。

昔から老人が亡くなるのは、冬ではなく、夏の暑さに耐えられなかった方が多かった。寿命は延びたひとつの理由に夏が涼しくすごせるようになったことがあげられている。

冷房が入ってよろこんだのはネフェルティティだけでなくPapasanもであった。冷房嫌いの私は寄り付かずにいたが。涼しくしてもらったのがよかったのか、ネフェルティティは夏を乗り切った。

ネフェルティティが死んでから7、8年になる。夏以外はそれほど使う頻度は高くないエアコンだが、それでも設置してから7、8年は経ったことになる。もう寿命かも、と言いながら、月曜日、歯医者へ行ったついでに、エアコンを物色してきた。

イヌのために買ったので、Papasanがどこかで買ってきた。私はどこで買ったか、どこの製品だかも知らない。一応、保証書を探してみた。何年何月に買ったとはPapasanの字で書いてある。でもどこで買ったか店の名前はない。よくみると、製品はダイキン工業のものだとわかった。そこでネットでダイキン工業を検索して、問い合わせをすると、住所はどこですか、電話番号は?と即座に明日検査に来てくれるということになった。 それにしてもダイキン工業って、すごい対応だな。消費者としてはありがたいことだ。


半分はあきらめて、半分は期待して、修理が来るのを待っていた。もしダメなら、その足で買いに行ってもいい。アヌビスやネフェルティティの年を考えれば、この2匹も後7年は生るだろうから。

5時過ぎ、修理の人が来た。調べて、直るという。あ~、よかった。1時間足らずでなおり、エアコンは再び働き始めた。犬たちとPapasanが閉め切った冷たい部屋で気持ちよさそうに寝ている。 「アヌビスもネフェルティティも暑い夏を乗り切って14年も生きたんだぞ。それに比べたらお前達はたるんでる。便利なものが出来ると動物も我慢が足りなくなる」なんて言ってしまったが、昔の夏とは違うし、どだいコリーなんて暑い日本で飼う方が間違っているんだよ。まぁ、この程度のことはしてやりましょう。

もっとも、私は家中の窓を開けっぱなして、通り抜ける風に吹かれながら、自然の方がいいと頑張っている。

夜風は涼しいんだけどね。もっとも明るいので、網戸にはセミが鈴なり。そういえば、今年はミンミンとアブラが多い。抜け殻が葉っぱにまるで住宅難のように、びっしりついている。今日、ツクツクホウシの声を聞いた。

あ~、チャドがミンミンを捕まえてきた。うるさいよ~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする