ペルーでM7.0の大きな地震が起こった。イカ付近が被害が最もひどいようだ。礼拝中に教会が倒れ、何百人もの人が亡くなったとか。死傷者の数はずんずん増えている。 ピスコとかイカとかなつかしい地名が出てくるので被害の状況は気にしている。
イカは海岸からつづく乾燥地帯の中にある。リマからイカに飛んだとき、その砂漠を見下ろしていた。イカはナスカへの基点である。イカから遊覧飛行機が出ている。
これで知ったのだが、ペルーは結構地震が多い国だ。にもかかわらず、建築物は石積みであり、鉄筋はほとんど入っていない。地震国に生活しているので、他所の国に行くと、住宅建設の鉄筋の数の少なさに、少ないだけじゃない、鉄筋も縦だけで横に入っているのはほとんどない、いつもこれで大丈夫なのかと余計な心配をしてしまう。
インカがつくった石積みの建造物は、ちいとやそっとの地震ではびくともしない。その例としてクスコにある教会が挙げられている。インカの神殿の上にスペインが教会を作ったが、地震で教会は崩壊したが、下のインカの神殿の基礎部分はびくともしなかった、というのである。