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ごま油

2008-03-01 10:37:57 | 

ごま油は四日市の九鬼産業のものを使っていた。昔ながらの製法で絞っていることを知っていたからである。しかし原材料がどこのものだかは表示にはない。そこで九鬼産業のHPを開けて読んでみた。原材料はグァテマラだとあった。へ~、はるばるグァテマラからやってきているんだ。

以前、ゴマの自給率が0%であると言うのを見たことがある。とはいえ、実際に国内でゴマを生産しているのは知っている。要するに、自給率として数字にならない程度の国産なのだろう。他では自給率1%というのも見ている。

ゴマの原産地はアフリカである。紅花も同じくアフリカ原産である。胡麻という漢字からもわかるように、胡のつくものは、はるかなむかし、シルクロードをラクダに背に乗せられて、はるばる東の果てまでやってきたもののひとつである。日本に定着して、昔から日本にあるものみたいな感じがしているが、こういうものはずいぶんたくさんある。

国産にこだわるわけではないが、国産のものを探してみた。ネットでは見つけられなかった。ロビンソンに行ったついでに、正直村でごま油のびんを買った。埼玉のヤマキ食品のものだった。これにも原材料の輸入国の表示はない。で、帰ってきて、ヤマキ食品のHPを開いて見た。ここも古くからの油屋さんで、菜種油が主流のようである。ここの菜種油は青森産の菜種を使用していると書いてあった。なら次からここの菜種油を購入してみようか。と、すぐ野次馬が始まりそうだ。

ヤマキ食品の「油屋のひとりごと」に、餃子以来、中国産が騒がれているからだろうが、ゴマの輸入先が書いてあった。これによると、中国も原産国なのだが、現在では中国も国内需要が多く、輸入している現状なので、輸出はしていないと書いてあった。輸入ゴマはどれもきちんと残留農薬のチェックはしているからご安心を、とも書いてあった。ヤマキがどこから輸入しているかは書いてなかったが、輸入国の例として、ナイジェリア、ブルキナファソ、タンザニア、ウガンダ、スーダン、エチオピア、ミャンマー、ベトナム、グァテマラ、パラグァイ、ボリビアなどなどが載っていた。ゴマは各地からやってきていることになる。シルクロードのことを考えれば、船で運ばれてくるのも同じことと言えないこともないが、生産地の国情を知っているだけに、もちろん生産の現状を見ているわけではないが、モノカルチャー化されているのではないかと気にかかる。

コメント
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