隣の庭に開いた無数の穴。この穴の主がハナバチであることは分かった。ただしハナバチの種類は実に多い。ムカシハナバチ、ハキリハチなどと教えてもらったが、ハチにはご縁のない素人には判断はむずかしすぎる。
雨で穴が埋まっても、晴れればまた元の状態。ハチはあっと間に穴に潜り、再びあっという間に飛び立っている。雨が降っている時、見ているわけではないのでわからないが、ふたをしめるのか、それとも雨が入ってきても大丈夫のような横穴があるのか、興味は次から次へとわく。
地面の下がどうなっているのか、穴を掘って確かめてみたいのだが、そうもいかない。ただフェンス越しにのぞいているだけ。でも写真は撮れた。足の黄色いのは花粉だろう。花粉を丸めてその中に卵を産み付けるそうだから、卵を産むのか、あるいは穴の中の巣で子育てしているのかもしれない。毒のない、おとなしいハチだとはいうが、庭を占拠されたお隣は迷惑だろう。
業者さんが入った。ハチ駆除のためにである。あれだけ占拠されてしまえば、やむを得ないだろうが、観察はこれでおしまい。業者さんにハチの名前を聞いてみたが、ツチバチの仲間というだけ。ハナバチっていって、ミツバチの仲間だよ、と知ったかぶりを披露し、死んだハチが一匹ほしいと頼んでおいた。75年生きているけど、こんなの初めての経験だからと。
薬剤に何を使うかわからないが、ネコたちが隣に入らないように注意しないと。
教えていただいたハナバチの種類↓
http://sanmondat.sakura.ne.jp/kontyu/hati/hanabatig/hanabati.htm
この図鑑の中のハキリバチの「ヒメツツハキリバチ」と言われたが、よく似ている。
やたらにネットの中のハナバチを探していたら、ミツバチもハナバチの仲間、ハナバチとは、花粉や密で子育てするハチの仲間をこう呼ぶのだと知った。
英語のbeeはハナバチを指すそう。へ~、beeってハチ全体を指す言葉とばかり思っていた。じゃ~、他のハチはなんと言うんだろう。
スズメバチがwaspというのは知っている。はるか昔、逗子の野鳥研究家だったと思うが(お名前を忘れた) その方の講演で聞いたことがある。waspはスズメバチを指すが、大文字のWASPはWhite Anglo-Saxon Protestantの略で、アメリカ社会を牛耳っている支配層のことだと教えてもらった。waspとWASPの比喩がなるほどと記憶に残った。辞書を見ると、waspもWASPもある。他にhornetという単語、「スズメバチ科の大形のハチの総称。猛毒の針を持つ、cfwasp」もある。
地上からミツバチがいなくなったら、人間は4年しか持たない、というような言葉を読んだことがある。この日本語のミツバチはミツバチ類、beeという意味なのだろう。地上の動物も植物も、beeに負うところが多い、ということだ。
ハナバチの説明はここに↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%90%E3%83%81
ハチの写真がきれいなので↓
http://higeoyaji.air-nifty.com/blog/cat21043912/index.html