日曜日、朝ご飯はダーとママと3人で、
ブリの照り焼、フキの煮物、簡単ワンタンスープ、ご飯。
簡単ワンタンは、豚ひき肉を葱、生姜、塩胡椒で肉団子にしてスープに入れ、
ワンタンの皮もそのまま入れ、レタスをちぎって入れるだけ。
駅でママと別れ、表参道のヘアサロンへ。
そこにもGWナシでお仕事する人々。
今年はGW中も普通に混んでます、とお兄さん。
5ヶ月ぶりで伸び放題。
今回もこれといってビジョンもなく、
「まとまりのある感じで、大人っぽく」と曖昧な注文。
カット、パーマ、カラーリング。
3時間弱、その間ずっと髪を切ったり
パーマをかける様子をボーッと眺めていて、
退屈もせず、疲れも感じなかった。
むしろ、シャンプーしてもらったり、
マッサーしてもらったりしてスッキリして気持ちがよかった。
トリートメントをサービスしてくれて2万1000円。
帰り道、コーヒー&一服したかったけど、
ドトールは満席だし、スタバは煙草ダメだし、
雨が降り始めたのでまっすぐ帰る。
BSでロード・オブ・ザ・リング「二つの塔」(長いバージョン2度目)。
ローハン谷のオークの大群との戦いは何度見てもスゴイ。
エント会議も大好き。
「二つの塔」は、ガンダルフの勿体つけっぷり、
アラゴルンの女たらしぶり、メリーとピピンの大活躍、
サムフロ、ギムレゴのラブラブっぷりを堪能できる話。
エントが水で火を消すところは何度見てもホッとする。
晩ご飯は焼き鮭、フキの煮物、卵かけご飯、お漬物。
今日のモンチは膝乗りがブームで、何度も膝に上がって眠った。
土曜日もいい天気。ダーはトークショーの仕事。
ママに電話すると、暇なので遊びに来ることに。
布団を敷けるように倉庫部屋の掃除。
冬物を仕舞ったり、いらない紙袋を捨てたり。
掃除の間中、猫たちが入れ替わり立ち代り様子を見に来る。
猫立ち入り禁止のクローゼットを開けると、
すかさず中に入るビー、真似して後を追うモンチ。
うむを言わさず掃除機を近づけると2匹ともダッシュで逃げた。
チャリで駅まで。
明るい色の新緑に、鮮やかなツツジ、薄紫のハマダイコンの花。
駅でママに会い、デパ地下の生ジュース。
マンゴージュース、甘さとビタミンが体中にしみる。
もんじゃのお店で生ビール、めんたいモチ、葱もんじゃ。I家の呪いの話を聞く。
藤の花を見つつぶらぶら戻る。
ダーの夕食を一応作ってもらってから
ママはモンチとたっぷり遊んでいた。
殿はもちろん一番甘えて撫でてもらっていた。
ビーは一声鳴いて私を呼んでは別部屋でミーティング。
(いつもいない人がいると、落ち着かないの、あたち。何とかちて!)
ママ「うちにね、蘭が咲いてるんだけど、ビーみたいなの」
「まぁ、ビーが蘭の花なんて嬉しいわ」
「その横に、虎の尾の葉っぱが出てるの。
虎の尾って名前だけに、男の子の殿みたいでしょ」
「うん」
「そこにね、植えたばっかりのアマリリスが、
好き放題に葉っぱ伸ばして、蘭と虎の尾の邪魔してもうだいなしなのよ。
モンチみたいでしょ」「ええ…」
その様子、見てみたい。
成瀬巳喜男「女が階段を上る時」。
銀座のホステスの悲喜こもごも。全然古い感じがしない。
その日その日の風が吹く、今も銀座のどこかでありそうなお話。
六本木でバイトしてた時を思い出して懐かしい。
階段の感じが、バイトしてたお店にそっくりで、
階段を上る時の気持ちがフラッシュバックするような。
秀子さんは雇われママ。
色っぽいけど、芯の白い女。やはり白い部分が美しい。
当時にしてはハイカラなマンションの部屋が印象的。
あんな家に住んで、毎日違う男が訪ねてくる生活も楽しそう。
でも病気になったとき、面倒見てくれる人なんていないから、
実家に帰るしかないのが切ない。
時々流れるアンニュイ風味なBGMが映画の雰囲気によく合っていた。
雁治郎(大阪カリスマオヤジ)、森雅之(女たらしオヤジ)、
加東大介(イカサマオヤジ)のオヤジ対決も見どころ。
みんなはまり役すぎで、ほとんど素に見えたりする。
そんな胡散臭いオヤジ連のなか、
マネジャー役の仲代達也はギリシャ彫刻ばりの男前。