友禅菊

蕾から咲くまで長かったけど、
咲いてからも長い。

レース

ウツギ周りの宿根草を植え替え。
イエロースカビオサ、ルドベキア。
クレマチスのプリンセスダイアナを鉢から出そうとすると、
太くて立派な根が鉢底石もネットもくぐりぬけ、
鉢から飛び出していた。
鉢の中には長いミミズが2匹もいて、
あなおそろしや！
いいやつだとわかっていても、
どっきどきだ。
クレマの根っこの成長ぶりには驚き。
窮屈な鉢から地に下りて、
のびのびしてることでしょう。

河原はすっきりさっぱり丸禿状態。
木々は半分くらいに減った葉っぱと枝が、
夕暮れの空をバックに黒いレースみたい。
この前読んだボヌール・デ・ダム百貨店には、
当時パリで人気があったのか、
ありとあらゆるレースが出てきて、
その描写がすごくきれいだったけれど、
こんなだったのかな。
河原を歩くと、意識が遠くに飛ぶ。
空気が澄んでいて、
川の上流の方の山並みがくっきり見えた。
帰りは、三日月の光のない部分も月の輪郭が丸く見えて、
うっすら白っぽく浮き上がって見えた。

猫移動

窓を開けるときとか、
猫たちを別の部屋に移動させたいとき、
「さぁ～猫たち～、こっちおいで～」
と呼びかける。
「こっちこっち～、おいで～」
と続けると、
モンチが何の疑問もはさまずに、
ワーと小走りにやってくる。
「モンチよくきたね～」、ポンポン、
とやってると、ポンポン好きの殿も、
つられてやってくる。
しかし、ビーは動きやしない。
「ビーもおいで～、こっちだよ～」
ビーを見ると、不信な目でこっちを見ている。
どう呼んだところで動かない。
（どうしてもそっちに行って欲しいなら、
それなりの礼儀ってもんがあるでしょ？
あたちは小腹が減ってるの）