なぎのあとさき

日記です。

2番花

2009年07月10日 | フレンチレース(FL)


2番花の頃は雨が多かったけど、
きれいに咲いていたフレンチレース。



花は終わりかけてもよく香るので、
長いことそのままにしていた。
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最近読んだ本

2009年07月10日 | 読書メモ
ヨーゼフ・ロート全集その1、読了。
どの話も面白かったけど、
なかでも「サヴォイ・ホテル」。
灰色のロシア兵がどっと押し寄せてきて、
誰もが不幸なのに、
誰もが留まりたがる。
アメリカ大好きスヴォニミール、
感じの悪いアレクサンダー、
エレベーターボーイのイグナーツ、
ほかにもオモロな人がいっぱい。

「曇った鏡」
可愛い娘のフィーニ。
秘密と不安に押しつぶされそうな少女から、
恐怖も期待もない大人の女へ。
町外れの樽置き場でのデート、
しょーもない女たらしとの婚約、
そして、ビビッと落雷数万ボルト!
戦争で聴力を失った父が、
唯一の味方、というのもツボ。

「ツィパーとその父」
戦争前後で、こわれたり、
再生したりする家族模様。
戦争は、すべてを歪ませてしまう。

阿部和重「ミステリアスセッティング」
ひどい人間関係にもまれつつも、
美しい心を持ち続ける少女の話。
ラストのシーンは、
本当にドキドキするほど怖かった。

最近ふと思ったこと。
昔読んだ村上春樹のエッセイに、
世の中は、
「そういうもんだ」と
「なんとかなるさ」で、
おおむね渡っていける、
というような話があった。
これにもう一つ、
私の中でプラスしたいのは、
「そうなんだ、
私はちょっと違うケド」
女子に共感を求められるときなどに思う。
人と違って当たり前くらいでいいじゃない。
あと、ドストエフスキーに断言されたときなどに。

たらららん♪イェイ
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夏の河原

2009年07月10日 | 猫トーク



ザッ、ザッ、
砂かけビーちょん。

月曜、渋谷へ。
saleでも平日はお店がすいていて、
楽しく気持ちよくショッピング。
全く疲れない。
ワンピ2枚にタンクトップ2枚、
サンダル1足、ベルト。

今日も休み。
ダーは今日から2泊の出張。
何のしばりもない一日。

最近の私に足りなかったもの、
それは河原。

おのずと河原に足が向く。
威厳に満ちた川柳の大木は消え、
三毛子もいなくなった河原。

景色は変わってしまったけれど、
川から吹く風は気持ちいいし、
空は広く、雲の隙間から青空が見えて、
水の流れはキラキラ。
シロツメ草やおしろい花の蜜の香り、
緑の熟した甘くて濃い香り。

but I'm gonna stare in the sun,
let the rays shine in my eyes

アイポで夏の曲を聴きながら、
風に吹かれまくり、
その場では空っぽになる。
でも、川柳と三毛子のことは、
忘れるもんか。

サギが2羽、近くまで来た。
カモが飛んでいた。

本は、図書館で借りた「ペドロ・パラモ」
フルゴルがペドロに会いに行くところ。
これ以上ないってくらい、
夏の河原にふさわしい本。



家では、ワンピースを空島編から読み返す。
照之見たさで、Mr.Brainも見る。
暑いので、猫たちは離れてごろん。

坂道の上で見つけた梔子の群生は、
まだ花が残り、
近くを通るとふわっと匂う。
近づいてにおうと、
今日は、熟れ熟れのプラムの匂い。

毎日月がきれいで、
出たての黄色い月から、
ジンライムみたいな高い月まで、
光が強い。
早くも中秋の名月を思わせるような。

何してても、気持ちがいい夏。
チャリで走ってるだけでも、
超気持ちいいい。



ニャンコらは、
撫でるだけで、
超気持ちよさそう。

ビーは、「くっ」とか「んっ」とか、
思わず声を出すし、
殿は、目をしぱしぱさせて、
普段のりりしさを保つのが難しそうだし、
モンチは、クネクネしてひっくりかえって大変。

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