食った食った。
兄ちゃんだ!
なめて
なめられて
こぜりあい
里帰りは盛りだくさんで
ちょっと疲れたので、
次の日はCと海にいって
ボーッとする。
ダーは仕事。
シルバーウィーク、
鎌倉は人気スポットらしく、
人がえらく多かった。
朝比奈インターから
八幡様に出るまで、
1時間以上かかった。
海に出る途中、
一瞬、くっきりと、
金木犀の香りがした。
もう若いススキも出ている。
海は、水温がまだ高くて、
水に足をつけていると、
あたたかく感じた。
本はクロイツェル・ソナタ。
砂浜に小蠅がいっぱい飛んでいた。
家では湘爆が20年ぶりのブーム。
ポエムがあって、
いいんだなぁ。
江口くん大好きだけど、
権田さんも好きだなぁ。
絵を見たあと、海にいると、
マモンからメールで呼びもどされ、
近所に住むHちゃんのところに、
赤ちゃんを見にいく。
退院したその日に行くなんて、
迷惑だろうと思うのに、
マモンはおかまいなし!KY!
生まれたての赤ちゃん、
ちっちゃかった。
母乳をえんえんと飲んでいて、
顔がよく見えなかった。
明るいうちからバーベキュー。
お土産のホッケも焼く。
マモンお手製タレがとても美味。
ビールも美味。
Hちゃんのご両親にも会う。
帰り際に見てたヘイヘイヘイに、
70年代のジュリーの
「勝手にしやがれ」の映像が!
1泊にしては盛りだくさんな一日だった。
クレーの絵なら、たとえ2、3点でも
お金を払って見たいと思うけど、
思いのほかたくさんあって良かった。
抽象画といっても、
「雨」や「夕焼け」の、
自然の景色が見えてくる。
「女の館」という絵は、
青の濃淡にのせた黄色や、
薄い青、薄い緑、赤のきれいなこと。
ちょうどお墓を見てきた後で、
「西洋のお墓」という絵もあって、
完璧に美しかった。
鉛筆描きのデッサンも、
ためらい線が全くなくて、
すごい上手。
並べて置いてある、
北斎とかの絵が、
本当に構図がそっくりだったりして面白かった。
クレーを描いたコミックも、
面白かった。
カンディンスキーとは
偶然ご近所さんで、
晩年も近所で暮らしてたとか。
チュニジア旅行、
戦争、バウハウス。
色彩に愛された男は、
ピカソみたいに派手な女性関係もなく、
家族を愛し、
ひたむきに色と構図、
モチーフを追求をしていた。
すべてわかったって?
ちがうよ!
何年もさがしていた、
クレーの日記を見つけた。
8500円、
即買いできず。
絵をみた後は、
屋上庭園から海を眺め、
海沿いの道を歩いて、
浜辺で一服。
至福の横須賀美術館。
九月の半ばをすぎて、
元気になってきたお庭。
日中は陽射しが強いので、
晴れがつづくと、毎日水遣り。
夏をこえて咲いているペチュニア。
台風がそれて、
九月の連休はいいお天気。
多摩川と、横浜、横須賀、
葉山、鎌倉を主にうろうろ。
山のゴルフ場をつぶしてできた、
新しいお墓を見に行く。
新しいお墓は、
宗教色がなくて、
みんな好きな文字を入れてたり、
猫の彫刻を飾ったり、
見ていて面白かった。
山の上の方から、
大きい構えの豪華なお墓、
下にいくにつれて、
簡素なお墓になっていく。
死してなお、
山の土地を奪う人間のエゴ、
とかも感じた。
芝生の上に平たい石がある
簡素なお墓が、
一番、機能的で美しい感じがした。
つきつめれば、
海に灰をまくのが一番いいと思った。
少しは食物連鎖の役にもたつかもしれないし。